NPO法人若者メンタルサポート協会、名称変更と新テーマソングで新たな一歩を踏み出す

NPO法人若者メンタルサポート協会が新たな姿に！

東京都渋谷区に本拠地を置くNPO法人若者メンタルサポート協会が、活動開始から10年を迎えるにあたり、LINE相談窓口の名称を「Tell Me Link（テルミーリンク）」に改称しました。この新しい名称には、「教えて」「話して」という願いが込められていて、若者たちが安心して気持ちを共有できるような「第三の居場所」を目指しています。さらに、今年の12月からは、日本の音楽シーンで名を馳せたhideさんの名曲『TELL ME』が、このプロジェクトの公式テーマソングとして使用されることも決定しました。

この楽曲の使用は、hideさんの実弟であり株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーションを経営する松本裕士様が、本プロジェクトの理念に深く共感してくださったことから実現しました。松本様は、当協会が活動を始めた初期から若者支援の活動を見守り、多くの支援を続けています。今回のテーマソングの決定は、長年にわたるご縁が形になったものであり、プロジェクトにとって重要な支えとなるでしょう。

日本の若者を取り巻く現状

日本では、若者の自殺率が先進国の中でも高い水準にあり、当協会は「死にたい」という希死念慮を抱える若者や、虐待や家庭不和によって居場所を失った子供たちの心の声に寄り添うことを目的として活動を開始しました。コロナ禍をきっかけに相談内容は多様化しており、学校やいじめ、友人関係、恋愛、ジェンダー、SNSの悩みなどに関する相談が全国から寄せられています。昨年12月には17,741件の相談が寄せられており、特に平日深夜から夕方にかけての相談が多いというデータもあります。

当相談窓口は全国各地の若者たちからアクセスされており、特定の地域に偏らず広く利用されています。その中でも、相談が「バレること」を恐れる声があり、この背景を考慮して新名称「Tell Me Link」を採用しました。

ケアの新しい形

Tell Me Linkの大きな特徴は、カウンセラーとの距離感がとても近い点です。親戚のお兄さんやお姉さんのように親しみを感じられる対応を心掛け、相談者との信頼関係を育むことを大切にしています。さらに、同じ相談員が継続して対応する「担当制」を導入しており、相談者は「昨日の続き」を自然に話すことができ、安心して支援を受けられます。

テーマソングがもたらす影響

hideさんの『TELL ME』がテーマソングに選ばれた理由は、その歌詞が持つ「心の叫びに寄り添う力」にあります。この楽曲は、Tell Me Linkが目指す多様な声を受け止め、寄り添う姿勢と深く結び付いています。音楽は感情に直接訴える力があり、テーマソングがプロジェクトに参加する若者たちの心に響くことを期待しています。

今後の活動展開

名称変更とテーマソングの決定を機に、Tell Me Linkはさらに若者の声を社会に繋げるための活動を強化していきます。元相談者である若者たちが、卒業生チームとして広報活動やイベント運営に関わる新しい流れも生まれています。このように、若者自身が支援の一端を担い、助けられる側から支える側へと移っていく新しいコミュニティが確立されつつあります。

今後の具体的な取り組みやプロジェクトについては、随時発表する予定です。若者たちが自由に話し合い、つながれる場所を提供し続けることが、私たちの願いです。私たちの「Tell Me Link」（相談窓口）は匿名・無料で利用できるLINE相談を通じて全国の10代から20代を対象に、24時間365日対応しています。詳細は公式URL（https://www.wakamono-support.jp/line）をご覧ください。さらに、NPO法人若者メンタルサポート協会（(https://www.wakamono-support.jp/)）の活動内容についてもぜひチェックしてください。私たちと一緒に、若者たちの未来を支える一歩を踏み出しましょう。