新刊の紹介:『資本コスト経営のすすめ』
2025年4月27日に、株式会社日経BPから、株式会社プルータス・コンサルティングの代表取締役社長である野口真人氏の著書『資本コスト経営のすすめ なぜあなたの会社はPBR<1倍なのか』が刊行されます。この書籍は、日本の企業が資本コストを意識した経営を行うための具体的な方法論を提供します。
出版の背景
2023年3月、東京証券取引所は上場企業に対し、資本コストや株価を重視した経営を求める要請を行いました。この取り組みは、日本企業が直面している資本収益性や成長性の課題に対処するためのものであり、企業経営者にとって資本コストの把握とその上回るリターンを目指すことが求められています。
野口氏は、長年にわたる企業の資本政策に関するコンサルティングの経験を基に、本書を執筆しました。経営者が資本コストを理解し、自社の価値向上に繋がる知識を提供することを目的としています。
書籍の特徴
本書は、以下のような構成で、実践的な内容となっています。
- - 資本コスト経営の重要性を理解させる: 東証からの要請の背景や具体的対応策、それに関連する好事例と悪事例を解説します。
- - 基礎から応用までを網羅: 資本コストの定義、株主資本コストや負債資本コスト、そして加重平均資本コスト(WACC)など、経営に必要な基礎的概念を丁寧に説明します。
- - 企業価値向上に向けた道筋を示す: PBRが1倍を下回る問題点、アクティビスト投資家の視点など、多角的に企業価値向上のための具体的戦略を分析します。
- - 投資家とのコミュニケーションを強化する: 投資家が抱える疑問や資本コスト開示の問題点、効果的な対話法についても触れています。
- - 成功事例の豊富な紹介: 資本コスト経営に成功した企業の事例を通じて、実践的なインスピレーションを与えます。
目次
1. 資本市場で何が起こっているか
2. 企業価値とは何か
3. 資本コストとは何か
4. 資本コストはどのように決まるか
5. 企業価値を上げるには
6. 資本コスト経営とは何か
7. 東証開示要請に正しく向き合うには
8. 資本コスト開示で何が問題になるか
9. 資本コスト経営の実践に向けた総括
書籍情報
- - タイトル:資本コスト経営のすすめ
- - 著者:野口 真人
- - 出版社:日経BP
- - 発売日:2025年4月27日
- - 価格:2,640円
- - ISBN:978-4-296-12451-0
本書は、Amazonや各ネットストア、全国の書店で入手可能です。ぜひ、ご覧ください。
出版記念イベントのご案内
また、著書の発刊を記念して、2025年5月23日(金)に上場企業の経営企画やIR部門の担当者向けの講演イベントを開催します。イベントは二部構成となっており、資本コスト経営について深く理解できる内容が予定されています。
開催概要
- - 日時: 2025年5月23日(金)15:00〜(14:30受付開始)
- - 場所: オルクドールサロン TOKYO(東京都中央区日本橋2丁目5−1)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 50名
参加を希望される方は、公式サイトからお申し込みください。詳細は
こちらで確認できます。
株式会社プルータス・コンサルティングについて
株式会社プルータス・コンサルティングは、M&A、資金調達、企業評価など多岐にわたる公正価値評価を提供している資本政策の専門機関です。企業価値向上に向けたコンサルティングを手掛け、資本市場の発展に貢献しています。