蜷川実花展、来場者15万人達成の喜び
2025年1月11日から3月30日まで京都市京セラ美術館で開催されている「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」が、3月5日(水)に来場者数15万人を突破しました。この素晴らしい節目を祝うために、蜷川実花自身が美術館を訪れ、たくさんの来場者と一緒にお祝いをしました。
蜷川は、15万人目のお客様をお迎えしたことに感動し、展覧会の準備に多くの時間をかけたことを述べています。展覧会は、光と影、彼岸と此岸といったテーマを持ち、相反する要素を融合させるという独自の試みがなされています。特に、作品は全て現実世界の写真を使用し、デジタル処理をほとんど行わず、観覧者を現実とアートのつながりへと誘います。
蜷川は、「世界を見る角度を変えることで、新たな発見がある」との信念を持ち、展覧会を通じて観覧者の視点も変わることを願っていると語っています。また、展覧会の図録も完成しており、展示の背景や制作過程を知ることができる内容になっています。
展覧会の詳細
本展は、蜷川実花とデータサイエンティスト、セットデザイナー、クリエイティブディレクターなどからなるクリエイティブチームEiM(エイム)によって手掛けられています。関西で過去最大規模の個展で、多くの観覧者に支持を受けるなど、熱気に包まれています。京都国際観光大使を務める蜷川は、京都の街からのインスピレーションをもとに、光彩色や影彩色を用いて作品を表現しています。
本展は、全10作品から構成されており、観覧者が物語の主人公となるような体験を与えます。映像インスタレーションや立体展示を通して、自己の記憶や感情と共鳴する、まさに“百人百様”の体験が可能です。このようなユニークな試みが来場者の心をつかんでいます。
具体的な展覧会の概要
- - 会期: 2025年1月11日(土)〜3月30日(日)
- - 開館時間: 10:00〜18:00(最終入場は17:30まで)
- - 会場: 京都市京セラ美術館新館 東山キューブ、京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
- - 休館日: 月曜日
- - 主催: 蜷川実花展 with EiM実行委員会
来場には事前予約が推奨されており、公式サイトからチケットの購入が可能です。
蜷川実花の新たな創作が、どのように展開されていくのか、今後の動きにも十分注目です。彼女の独自の視点と感性が生み出す作品は、観覧者に新しい視野を広げてくれることでしょう。これからも目が離せません。