こども店長のお店屋さん:楽しく生きる力を育むイベントの詳細レポート
2023年5月10日、渋谷区文化総合センター大和田で行われたイベント『こども店長のお店屋さん』は、子どもたちの商売の体験を通じて、生きる力を育む素敵な機会でした。このイベントは、NPO法人フリースクールまいまいが運営する「みんなのリビング『いるか家』」の鴻池友江代表の指導のもと、7つの団体の協力により実現しました。
大きな夢を叶えた準備
子どもたちは、会場で自らの作品やアイデアを販売するための準備を進めました。事前には、ICTを利用したデザインの勉強や、看板作りの練習も行われました。彼らが自作の看板を掲げて自信を持ち、来店客を誘う姿が印象的でした。自らの作品をどのように売るか、あるいは体験を提供するか多くの試行錯誤をしながら、イベントに臨んだのです。
実践の場で輝く子どもたち
開店初日、約150名もの来場者が訪れ、会場は熱気に包まれました。子どもたちの活気あふれる呼び込みに応じて、出店ブースは賑わいを見せました。また、大学生のボランティアが司会を務めるステージタイムでは、子どもたちが自らの作品を紹介したり、歌やダンスで会場を盛り上げたりしました。こうした活躍を通じて、彼らは大きな自信を得ることができたに違いありません。
多様な反響と感謝の声
イベント終了後には、参加者からの嬉しい反響が続々と寄せられました。保護者からは、「子どもたちが接客する姿が素晴らしかった」「次の機会にはぜひ我が子も出店させたい」との声が。また、出店した子どもたちも「とても楽しかった」「次はもっと創造的な商品を売りたい」と喜びを表現。“普段の姿とは違って、自信を持ってマイクを握る姿を見て驚いた”との声もありました。
様々な学びと気づき
イベントを通じて、子ども達は商売の基本や人とのコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。また、出店者間での役割分担や価格設定の難しさ、商品を提供する用意まで、学びの機会が盛り沢山でした。出店をサポートする大人たちも、楽しみながら彼らをバックアップしており、その関係性が温かい雰囲気を生み出していました。
次回への展望と関心
今回の成功を受け、いるか家では第2回の開催を計画しています。今後も協働で参加してくれる団体や、子どもたちをサポートしてくれるボランティアを募集しています。子どもたちがさらに自分の力を表現できる場を作り、地域全体でサポートし合うことを目指しています。
まとめ
子どもたちの商売体験は、単なる販売活動を超えて、自己表現やコミュニケーション能力を育む貴重な場でした。このようなイベントが今後も継続されることを心から願っています。興味を持たれた方からの問い合わせも大歓迎です。