岐阜県で高齢者の施設選びをサポートする新サービス開始

岐阜県の高齢者を支える新サービスが始まる

岐阜県揖斐川町に本社を持つ株式会社ながせが、2025年6月2日より岐阜県全域を対象とした老人ホームの紹介サービスを提供開始します。この新サービスは、高齢者とその家族が医療ニーズ、費用、立地などの条件を簡単に組み合わせて、最適な施設を見つける手助けをするものです。

サービスの特色と利便性

このサービスの最大の特徴は、相談から紹介、手続きまでの一貫したサポートがすべて無料で提供される点です。利用者は、初回の面談でわずか10分の説明時間で地域の老人ホームを3〜5カ所提案されるため、短時間で希望の施設を見つけられます。

また、県内の6店舗からなる薬局ネットワークを基盤にしており、医療データと連携した最新の検索エンジンを活用しています。これにより、医療行為・価格・立地といった50項目以上の具体的な条件を設定し、個々の利用者に適した施設を提案します。特に医療依存度が高い方に向けた専門的なサポートも行われます。

地域未来への貢献

岐阜県内では、高齢者人口の比率が30%を超え、老人ホームへの問い合わせが増加しています。しかし、情報が多すぎて選ぶことが困難な都市部や、逆に選択肢が限られる山間部では、入居に苦慮する高齢者やその家族が多く存在します。

この背景から、ながせは「医療×介護×住まい」をつなぐ新しい支援の仕組みを構築することを目指しています。具体的には、入居が叶わない場合でも在宅支援を行うことで、医療と生活を切り離さずにフォローし続ける体制を整えています。これにより、地域社会全体の高齢者ケアが飛躍的に向上すると期待されています。

会社の理念と今後の展開

株式会社ながせは、2009年に設立されて以来、地域に根ざした医療サービスを展開してきました。代表の石川裕基氏は「地域密着の薬局として、私たちができることはまだまだ多くあります。高齢者の福祉に寄与するため、より良いサービスを提供し続けていきます」とコメントしています。

今回の老人ホーム紹介サービスは、地域全体の健康を常に考慮した取り組みの一環です。今後は、得られたデータや知見をもとに、さらなる福祉向上を図った活動にも力を入れ、地域社会全体のサポートに取り組んでいく方針です。