特定技能外国人管理クラウド「SMILEVISA」が特許取得
株式会社CROSLANが提供する特定技能外国人管理クラウドサービス「SMILEVISA」が、オンライン申請機能に関する特許を取得しました。この特許は、入国管理のデジタル化(DX化)を推進するためのもので、2025年4月21日付で発効しています。
特許取得の背景
この特許に関する技術は、特に特定技能に関する申請業務の効率化を目指しています。2019年から始まったオンライン申請ですが、書類作成後でも情報を入管のオンラインシステムに再入力する必要があり、手間がかかるという課題が存在していました。また、オンライン申請の入力仕様が厳格であるため、書式や形式の不備による入力ミスが多発していました。
そこで、CROSLANは受け入れ企業の事務負担を軽減し、申請ミスを防ぐための新たな機能を開発し、その技術に特許を取得したのです。これにより、入管システムへの二重登録を不要とし、正確かつ効率的な申請書作成が実現します。
特許技術の具体的な機能
今回取得した特許の内容には以下の機能が含まれています:
- - 出入国在留管理庁への申請データをCSV形式で出力
- - 出力時の仕様に基づいたデータ整形および検証
SMILEVISAは、登録情報に基づいてデータを整形し、CSVを出力するという一連のプロセスを自動化することで、手作業によるミスを大幅に削減できます。この技術によって、必要な添付資料を10MB以下に圧縮できるため、申請書作成からオンライン申請の完了までが約20分で可能になるという利点があります。
今後の展望
2025年4月1日以降、入管の新ルールが施行され、オンライン申請の利用が促進されることが見込まれています。この新ルールでは、申請書を窓口でなくオンラインで行うことが推奨され、定期・随時報告書は電子届け出により年1回の必要書類提出が省略されます。これにより、受け入れ企業にとって申請業務のDX化が一層重要になるでしょう。
CROSLANの代表取締役である川村敦氏は、「出入国在留管理庁では特定技能の在留資格申請をできるだけオンラインで行うことを推進しており、今後はマイナンバーカードとの連携も視野に入れています。これにより、外国人本人が申請を行う新たな方法を模索しています。」と述べています。
SMILEVISAの特長
「SMILEVISA」は特定技能外国人の業務をDX化するためのクラウドサービスで、直感的に操作できるユーザーインターフェースを提供しています。アラート機能や外国人タレントマネジメント機能を通じて業務の効率化を図っており、定期的な申請書類の作成負担軽減にも寄与しています。
多くの企業ではこのサービスを導入し、業務時間を短縮することで、スタッフ間のコミュニケーションの改善や定着率の向上を実現しています。
公式サイトを訪れると、SMILEVISAの詳細が確認できるほか、今後のアップデートや情報も得ることができます。さらに、CROSLAN企業自体も、外国人の受け入れをサポートするためのさまざまなサービスを展開しています。
株式会社CROSLANは大阪府東大阪市に本社を持ち、外国人の人材紹介、受け入れ支援、翻訳・通訳業務を行っています。