イワタ木工が世界に向けてけん玉の新たな魅力を発信
広島に本社を置く株式会社イワタ木工が、2024年1月にフランス・パリで開催される「MAISON&OBJET PARIS」にて新作を披露します。この見本市は、世界中のデザインやインテリア業界のトップブランドが集まることで有名で、同社も自社のブランド「MUGEN MUSOU」と「IWATA」を通じて、けん玉の魅力をより多くの人々に伝えることを目指しています。
会社の背景と理念
イワタ木工は2014年に設立され、以来、けん玉の製造・販売を手がけてきました。「MUGEN MUSOU」として知られているけん玉ブランドは、特に国内外で高い人気を誇りますが、同社は「玩具」としてだけでなく、インテリアとしての美しさも追求しています。2017年には、「playable objet d’art(遊べるオブジェ)」をコンセプトにした新ブランドIWATAを設立し、けん玉をオブジェとして楽しんでもらうための独自のコレクションを展開しています。
新作の紹介
今回の展示では、2つの新作が発表されます。
ウォールオブジェ「VASTO」
「VASTO」は風と砂がもたらす無作為な美しさからインスパイアされた作品です。このオブジェは、無限に広がる砂漠の砂紋をイメージしており、3つのデザイン(UNO、DUE、TRE)が用意され、多様なアレンジを楽しむことができます。特に、What’s new?エリアにおいて、インスタレーションを手掛けるElizabeth Leriche氏による特別展示も期待されています。
金継ぎのオブジェ「LINEA」
もう一つの新作は、イワタブランドの定番「LINEA」に金継ぎを施した特別なリミテッドエディションです。このオブジェは有機的なラインとウォールナットの特性を持ち合わせており、金継ぎが施されることで、空間に雅やかさを加えています。
MAISON&OBJET PARIS2024の開催情報
イワタ木工は、パリのノール・ヴィルパンテ見本市会場を舞台に、2024年1月18日から1月22日まで出展します。特に「SIGNATURE」エリアに選ばれたことは、ブランドとしての品質と独自性の証と言えます。ブースの詳細は以下の通りです。
- - 開催場所: Paris Nord Villepinte Exhibition Centre
- - ブース情報: HALL 7 – STAND C69 SIGNATURE
未来に向けた挑戦
イワタ木工は、伝統的なけん玉の可能性を広げることに全力を注いでいます。素材の美しさや造形美を生かしたオブジェとしての評価を高めることで、単なる玩具を超えた新しい価値を提供し続けます。国内外でのさらなる展開が期待される同社に、今後も注目が集まります。