新たな広告×CRM専門チームの誕生
株式会社電通デジタルと株式会社プレイドは、両社の協力をもとに、広告と顧客関係管理(CRM)の新しい融合を目指した専門チームを新設しました。このチームは、プレイドの提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を活用し、1stパーティデータを駆使して企業が直面するマーケティングの課題を解決することを目的としています。
最近のマーケティング活動では、データ分析に基づく高度な顧客体験が求められていますが、現状では広告やマーケティング、情報システムが多岐にわたるため、円滑に連携できない事が多く、顧客生涯価値(LTV)の向上が難しいという課題があります。この困難を乗り越えるため、電通デジタルとプレイドは協力し、専門チームを立ち上げることとなりました。
この新しいチームでは、電通デジタルが持つ広告とCRMに関する専門知識と経験を基に、プレイドのデータ分析と可視化の機能を最大限に活用します。具体的には、KARTEを使用し、リアルタイムでのデータ分析と広告とCRMの間でのデータ共有を行うことで、ソーシャルメディア、広告、実店舗、EC(電子商取引)など、あらゆるチャネルを統合的に利用したマーケティング施策を展開します。これにより、顧客のニーズに応じた一貫した施策が可能となります。
さらに、プレイドからはKARTEに関する深い知識を持つチームメンバーが積極的に関与し、電通デジタルは広告とCRMのエキスパートが集まることで、クライアント企業のニーズに最適なソリューションを提供します。また、KARTE認定のフロントエンドエンジニアと「dentsu CX-Connect」のCXプロデューサーとも連携し、課題解決に向けた新しいアプローチを展開します。
この専門チームが目指すのは、売上の向上のみならず、クライアントの事業成長を支援することです。つまり、電通デジタルとプレイドは、継続的に連携を深め、企業が求める高度な顧客体験(CX)の提供に努める方針です。今後この協力が、様々な業界での成功事例を生むことを期待しています。
KARTEとは?
KARTEは、ウェブサイトやアプリでのユーザー行動をリアルタイムで解析し、個々の顧客に最適化されたコミュニケーションを可能とするプラットフォームです。2015年にサービスを開始し、高い拡張性が評価されています。あらゆるセクションでのマーケティングニーズにマッチしたデータ分析を通じて、顧客理解の深化を図り、体験価値の向上を実現します。
最後に
電通デジタルとプレイドが新たに発足したこの広告×CRM専門チームは、今後のマーケティング施策において重要な役割を果たすことでしょう。マーケティングにおけるデータ連携と顧客理解を進化させ、クライアント企業の成長を支えるその活動に注目が集まっています。双方の強みを引き出しながら、今までにない新しいマーケティングの形を構築していくことが期待されます。