多言語案内ロボット実験
2025-01-08 14:05:22

大阪・梅田駅に多言語案内ロボットが登場!社会実験開始

梅田駅での新たな試み



2025年1月15日から3月15日まで、大阪・梅田駅のポップアップ店舗「Metro Opus」で、社会実験が行われます。この社会実験では、案内ロボット「ugo」と生成AI「tsuzumi」などが活用され、来駅者に多言語での応対を試みます。目的は、2025年に開催予定の大阪・関西万博を見据え、増加する国内外の観光客に対するサービスの向上です。

社会背景



現在、日本は少子高齢化の影響を受けており、人口は減少傾向にあります。このことがもたらす人材不足は、日本のサービス業や交通機関においても顕著です。特に外国人観光客の増加が期待される中、多言語対応の重要性が増してきています。しかし、従来の人力では限界もあるため、新しい技術の導入が求められています。

社会実験の具体的内容



この実験では、梅田駅の「Metro Opus梅田店」に「ugo」が配置され、多様な言語で来客に話しかけます。NTT東日本グループとNTT Comが共同開発した「tsuzumi」が搭載され、さまざまな問いかけに対して多言語で回答を行います。具体的には、日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、来駅者に適切な情報を提供することを目指します。

また、「ugo」はただ案内をするだけでなく、立ち止まったお客様に対して挨拶や商品の説明も行います。利用者が「ugo」に話しかけることで、対話の中から情報を引き出すインタラクティブな体験が期待できます。これにより、訪れる人々が求める情報を的確に提供し、駅の利便性を高めることを狙っています。

各社の役割



このプロジェクトには、Osaka Metro、NTT西日本グループ、NTT Com、そしてugoが参加しています。Osaka Metroはフィールドを提供し、NTT西日本グループは通信環境の整備を担当します。NTT Comは、生成AIの機能を「ugo」に実装し、ugo社はロボットの運用に関する技術サポートを行います。

今後の展望



社会実験が成功し、「ugo」の性能が確認できた場合、2025年4月に開催予定の大阪・関西万博の最寄り駅、中央線の夢洲駅でも同様の取り組みが行われる予定です。市内外からの利用者のニーズに応え、さらに利便性を高めるサービスを展開することが目指されています。

また、将来的には「ugo」に搭載された「tsuzumi」などをクラウドを経由せずに使用する実験も計画されています。これにより、新たな技術によるスムーズな対応が期待され、駅を訪れる人々の様々なニーズにも柔軟に応えられるように進化するでしょう。

このように、Osaka Metroはただの交通機関を超え、訪れた人々に新たな体験を提供する場となることを目指しています。これからの実験にぜひ注目していきましょう。



画像1

会社情報

会社名
大阪市高速電気軌道株式会社 NTT西日本グループ NTTコミュニケーションズ株式会社 ugo株式会社
住所
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪府 大阪市 tsuzumi Osaka Metro ugo

Wiki3: 大阪府 大阪市 tsuzumi Osaka Metro ugo

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。