サイオステクノロジーとAerospikeが協業開始!リアルタイムデータプラットフォームでDXを加速
サイオステクノロジー株式会社とAerospike, Inc.は、ビジネスパートナーシップを締結し、マルチモデル・リアルタイムデータプラットフォーム「Aerospike Real-time Data Platform」の日本国内での販売を強化すると発表しました。
この協業により、サイオステクノロジーは「Aerospike Real-time Data Platform」の販売代理店として、製品の販売に加え、開発支援や運用のコンサルティングサービスを提供します。両社は、セミナー開催などのマーケティング活動や導入に向けた営業活動を共同で展開し、日本国内での販売拡大を目指します。
協業の背景
近年、データ分析やAI需要の高まりを受け、ベクトルデータベースやグラフデータベースへの注目が高まっています。市場規模は2028年までにベクトルデータベースで43億ドル、グラフデータベースで73億ドルに達すると予測されており、データ分析およびAIソフトウェア市場の急増するデータ需要への対応が求められています。
従来型のシステムでは、大規模データ処理に高負荷がかかり、システムのパフォーマンスが低下したり、パフォーマンス維持のために高コストとなったりする課題がありました。Aerospikeの「Aerospike Real-time Data Platform」は、大規模データ処理を高速かつ低コストで行うことが可能です。
サイオステクノロジーは、自社で提供するAPIサービスとAerospikeの「Aerospike Real-time Data Platform」を組み合わせることで、リアルタイムデータを事業に活用したいという日本企業のニーズに応え、多様な業種業界の事業貢献を目指します。
「Aerospike Real-time Data Platform」の特長
「Aerospike Real-time Data Platform」は、以下の特長を持っています。
1.
業界最高のパフォーマンス: 1ミリ秒未満の低レイテンシーと25万OPS以上の高スループットを実現し、導入前と比較して300%以上のパフォーマンス向上が見込まれます。
2.
極端に低いコスト: Aerospikeの特許取得済みHybrid Memory Architecture™により、サーバーやクラウドインスタンスの規模を最大80%削減し、コストパフォーマンスに優れています。
3.
無限のスケール、高可用性・強一貫性: ギガバイトからペタバイトまでの大量データに対して、シームレスなスケールでリニアなパフォーマンスを提供します。また、独自の機構により、グローバルに分散された強力で一貫性を持つデータで99.999%以上の稼働率を実現し、ミッションクリティカルなアプリケーションの構築を可能にします。
4.
マルチモデルによりあらゆるニーズに対応: キーバリュー、ドキュメント、グラフ、ベクトルを有するマルチモデルデータベースであり、オンライントランザクション処理、データ分析、AI/MLなど、様々なユースケースに対応できます。
両社からのコメント
サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫氏は、「このパートナーシップにより、AIを取り入れる顧客企業に最適なデータベースを提供できることを嬉しく思います。サイオステクノロジーのOSSやAPIサービスにおける知見・技術力とAerospikeの製品力を掛け合わせることで、顧客企業のデータドリブンなDX推進および新たなビジネス価値創造に貢献できると確信しています」と述べています。
Aerospike, Inc. 日本法人 統括責任者 菊池智功氏は、「サイオステクノロジーの豊富な経験と技術力にAerospikeの最先端テクノロジーを組み合わせることで、多くの日本企業がグローバルでの競争・協業力を確保できるよう、両社共同で支援いたします」と述べています。
まとめ
サイオステクノロジーとAerospikeの協業は、日本企業のDX推進に大きく貢献する可能性を秘めています。「Aerospike Real-time Data Platform」は、リアルタイムデータ処理のニーズが高まる中、企業にとって強力な武器となるでしょう。今後の両社の動向に注目です。