東京システムハウスとエクサの戦略的協業
はじめに
2023年、東京システムハウス株式会社と株式会社エクサは、富士通メインフレームからのモダナイゼーションに向けた協業を開始しました。この協業の背景には、企業の老朽化したレガシーシステムによるIT業務の柔軟性の欠如や、高騰する保守費用が存在します。これに対し、両社が持つ技術を生かし、顧客に最良のソリューションを提供することを目指しています。
協業の背景と目的
今日、多くの企業が直面しているIT環境の問題は深刻です。特に富士通のメインフレームを利用している企業では、保守サポートの終了が発表され、システム更新の必要性が増大しています。これまでのシステムの硬直性や技術者不足がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上での大きな障害となっているのです。
そこで、エクサが持つメインフレーム互換のJavaフレームワークと、東京システムハウスの「opensource COBOL 4J」の技術を組み合わせることで、企業のレガシーシステムをモダナイズし、効果的なIT環境の整備を図ることが目標となります。
両社の強みを融合
この協業によって、東京システムハウスは、数多くのモダナイゼーションプロジェクトの実績を持つエクサと連携し、高品質かつ効率的なソリューションを提供します。エクサのJavaフレームワークは、メインフレームのアーキテクチャを忠実に再現するため、高い移行精度を実現します。
また、COBOLからJavaへとリライトするためのマイグレーションノウハウにおいても、東京システムハウスの技術が活かされます。両社は、その技術力と経験を結集し、プロジェクトの構想から実際のサービスインまでを一貫してサポートします。
お客様へのメリット
この協業によって、顧客は以下のようなメリットを享受できます。
1.
既存資産の最大活用: 企業が持つ既存のアプリケーションの業務知見を最新のIT環境に継承することで、高コスト構造からの脱却が可能となります。
2.
DXの加速: 新たなIT環境は、ビジネスの変化に迅速に対応するための土台作りを支援し、顧客のDXプロジェクトを強力に後押しします。
終わりに
両社からのコメントによると、東京システムハウスの代表取締役林知之氏は、「エクサとの協業が当社の提供価値をさらに高める」と期待を寄せており、エクサの代表取締役林勇太氏は、「確かな変換ツールを使用し、安心して大規模なシステム刷新に臨むことができる」との信頼を示しています。
この協業によって、両社はお客様のレガシーシステムの問題解決や新たな価値創造に貢献することを目指しています。
各社の概要
- 所在地: 東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング6階
- 設立: 1976年11月
- URL:
東京システムハウス
- 所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-5横浜アイマークプレイス2階
- 設立: 1987年10月
- URL:
エクサ
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