マノア・リノのM&A
2021-08-03 10:10:11
マノア・リノがサンバードを完全子会社化、業界シェア拡大を目指す新たな一歩
マノア・リノ、サンバードを完全子会社化
2023年7月31日、マノア・リノがサンバードの全株式を取得し、企業の統合を完了しました。このM&Aは、特に急成長を続けるゲーム業界におけるシェア拡大を狙いとしています。
マノア・リノの強みとサンバードのポテンシャル
マノア・リノはゲーム会社との取引が主なビジネスモデルで、顧客の7~8割がゲーム開発企業です。一方のサンバードは、1700人以上のフリーランスクリエイターを抱え、グラフィックやアニメーション制作に特化しています。この融合により、ゲーム業界における両社の競争力を高めることが期待されています。
今後の方針
両社の売上高は、現状でマノア・リノが約7億円、サンバードが約1億2千万円ですが、今後3年以内に合計で16億円までの倍増を見込んでいます。コロナ禍でのゲーム需要の高まりは、今後も続く見込みで、との理由から、マノア・リノは新たなビジネスの開発と人材確保が急務であると認識しています。代表取締役の武井氏は「自社開発の体制を整え、経営の多角化を進めることが不可欠」と強調しています。
フリーランスから正社員への新たな道
サンバードのフリーランスクリエイターは、今後マノア・リノの正社員として雇用される可能性が高まっており、多様な働き方が提案されます。さらに、リモートワークやワーケーションの普及によって、クリエイターが働きやすい環境が整いつつあります。多様性のある働き方が企業価値を高めていくとの考えが根底にあります。
セカンドキャリア支援事業の展開
また、マノア・リノは元Jリーガーの田中翔太を経営陣に迎え入れ、プロスポーツ選手向けのセカンドキャリア支援も行う方針です。この取り組みによりスポーツ業界からの人材流入も期待でき、企業の発展につながるでしょう。
両社の今後の展望
サンバードは現在の2D制作から、未来の3D分野への展開も視野に入れています。人材の確保が重要な課題と位置付けられており、ゲーム制作業界全体がますます競争が激化する中で、両社の戦略的な連携が成功するのか注目です。
マノア・リノとサンバードの連携が新たな市場動向を生むことが期待され、両者がどのように成長していくのか、業界内外からの関心が高まっています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社マノア・リノ
- 住所
- 東京都台東区上野5-25-11大和上野ビル5F
- 電話番号
-
03-6803-2343