岩崎電気の新たなLED投光器が登場
岩崎電気が10月から発売を開始したLED投光器『レディオック フラッド ネオ』シリーズは、看板市場のニーズに応じて全面的に改良されました。この新シリーズでは、デザイン性と軽量化を見事に両立させつつ、看板照明としての性能を向上させ、エネルギー消費効率も大幅に改善されています。
新たに追加されたモデルと特長
この度のリニューアルでは、特に市場からの要望が高かった『70クラス』を新たにラインアップに加えました。これにより、さまざまなニーズに応じた選択肢が提供されることになります。また、昼光色(6500K)での広角や超広角タイプも標準で取り入れており、視認性の高い照明を実現しました。
主な改良点
配光設計の最適化
新モデルでは配光設計が従来の反射鏡制御方式からレンズ制御方式に変更されています。これにより、看板照明に最適な配光形状が可能となり、意図的にぼかされた光の輪郭が、むらなく均一に広がる自然な照明を実現します。
エネルギー消費効率の向上
新たな配光制御によって、エネルギー消費効率も大きく改善されました。特に60クラスから80クラスの昼白色と超広角タイプは、160ℓm/Wを超える性能を達成し、従来の光源と比較して省エネ性能が大幅に向上しました。具体的には、60クラス・昼白色・超広角は以前の149.5ℓm/Wから168.2ℓm/Wに改善されています。
過酷な環境への対応
新しいモデルは重耐塩仕様が標準化され、使用場所を問わず対応できるようになりました。また、-20℃から+40℃までの広い温度範囲にも適応し、温暖化に伴う環境変化に応える設計となっています。
商品の基本仕様
1. 本体材質: アルミダイカスト(ポリエステル塗装)
2. アーム材質: ステンレス(ポリエステル塗装)
3. 前面カバー: 強化ガラス
4. 耐雷サージ: 15kV(コモンモード)
5. 保護等級: IP65
6. 光束維持時間: 60,000時間(光束維持率80%)
この新しい製品は、商業用看板などに利用されることが期待されており、これまでの様々な課題に応える性能を兼ね備えています。今後、より多くの場面での採用が見込まれており、その実力が試されることとなるでしょう。
まとめ
岩崎電気の『レディオック フラッド ネオ』は、看板照明における新たなスタンダードを目指し、機能性、デザイン性、省エネ性能の全てにおいて優れた成績を収めることが期待されています。市場のニーズに応えるこの新製品が、果たしてどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目が集まります。