第52回全日本空手道選手権大会が開催
2023年に行われた「第52回全日本空手道選手権大会」では、全国47都道府県から選手たちが集まり、真剣勝負を繰り広げました。この大会は日本武道館で行われる初の試みであり、多くの観客が見守る中、熱い戦いが展開されました。
大会の概要
大会の開始に際し、数多くの選手が参加。全空連推薦選手をはじめ、高体連、学生連盟、実業団の代表が揃い、個人戦や団体戦、様々な種目で競います。特に注目を集めたのは「第3回全日本空手道団体形選手権大会」。決勝戦では、3人の選手が息を合わせて見せる「形」と、その技の意味を解説する「分解」が披露され、観客を惹きつけました。
大会結果【団体形選手権】
女子
- - 優勝:国士舘大学(堀場早耶、吉本弥可、柏本菜那、倉岡穂乃花)
- - 準優勝:駒澤大学
- - 3位:八雲学園高校
男子
- - 優勝:全空連推薦(菊地凌之輔、岡本拳、北澤以進)
- - 準優勝:群馬県
- - 3位:国士舘大学
国士舘大学は昨年の悔しさを晴らす見事な演技を披露。一方、男子の全空連推薦チームも初優勝を手にしました。
大会結果【個人戦】
女子個人形
- - 優勝:東佐江子(全実連)
- - 準優勝:石橋咲織(九州地区)
- - 3位:三島きり、尾野真歩
男子個人形
- - 優勝:西山走
- - 準優勝:本一将(全空連推薦)
- - 3位:池田竜晟、在本幸司
組手の部
- - 女子優勝:小堂利奈(京都府)
- - 男子優勝:嶋田力斗(全空連推薦)
女子個人形では、東選手が昨年の準優勝者から一転して初優勝を果たし、男子個人形では西山選手が堂々の3連覇。特に、男子組手においては嶋田選手が未曾有のライバルとの接戦を制しました。
新たな試み
今年の大会では様々な新しい試みも実施され、海上自衛隊の演奏や、多国籍観客を対象にした武道ツーリズムイベントなども行われました。選手のパフォーマンスだけでなく、観客も楽しむことができる内容となっていました。これにより、空手の普及と発展を目指す取り組みが一層強化されました。
結語
第52回全日本空手道選手権大会は選手たちの奮闘と共に、空手の新たな可能性を示す機会となりました。観客と共に楽しみ、選手たちの成長を感じることができるこの大会が、今後も続くことへの期待が高まるばかりです。