儒教のかたちこころの鑑
2024-08-29 20:59:37

日本美術に見る儒教の魅力を探る特別展が開催!

儒教のかたちこころの鑑―日本美術に見る儒教―展について



サントリー美術館(東京・六本木)では、2024年11月27日から2025年1月26日までの期間、「儒教のかたちこころの鑑―日本美術に見る儒教―」という展覧会が行われます。このイベントは、儒教が日本美術に与えた影響を深く掘り下げる内容となっており、私たちにとっても新たな発見があることでしょう。

儒教とは何か?


儒教は、紀元前6世紀に中国の孔子によって打ち立てられた倫理思想です。孔子は、仁、義、礼、智、信の五常をもとに道徳を修得し、聖人に近づくことを目指しました。この教えは、日本においても早くから受け入れられ、古代の宮廷においても広まりました。日本の為政者たちが理想の君主像を求める中で、儒教は重要な役割を果たしていったとされています。

中世に入ると、宋からの朱子学が日本に伝わります。特に禅僧たちによってその思想が受け入れられ、江戸時代へと昇華していきました。江戸幕府は文治政治を標榜し、儒教を積極的に奨励。湯島聖堂はその象徴的な場となりました。様々な階層の人々が教育の場に儒教を取り入れ、広まることになるのです。

展覧会の見どころ


本展では、儒教の思想が表現された多様な作品を見ることができます。大画面の「帝鑑図」や「二十四孝図」は、為政者の理想像を表現し、日本の美術における儒教的価値観がどのように生かされたかを示しています。また、浮世絵や工芸品にも儒教の思想が息づいており、庶民の生活においても重要な役割を果たしていたことがわかります。

これらの作品は、時代を超えて現代人にも様々な示唆を与えてくれます。「論語」の中で謳われる「温故知新」の精神のもと、日本美術に宿るメッセージを感じ取ってほしいと思います。

開催概要


  • - 会期:2024年11月27日(水)~2025年1月26日(日)
作品保護のため、会期中の展示替えがあります。
  • - 主催:サントリー美術館、朝日新聞社
  • - 協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス
  • - 会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4、東京ミッドタウンガレリア3階)
交通機関のアクセスも良く、都営地下鉄大江戸線や東京メトロを利用すると便利です。

入館情報


  • - 開館時間:10時~18時(特定日は20時まで)
  • - 休館日:火曜日(特定日を除く)
  • - 入館料
・当日券:一般1,700円、大学・高校生1,000円
・前売券:一般1,500円、大学・高校生800円(中学生以下は無料)

前売券は2024年9月18日から販売が開始されますので、興味のある方は早めに購入してぜひ訪れてください。各種割引も用意されていますので、適用を確認してお得に楽しんでください。

この特別展は、日本美術を通じて儒教の深い思想に触れる貴重な機会です。皆さまの訪問を心よりお待ちしております。


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