新デジタルトラスト
2025-08-26 15:09:02

ウイングアークが提供する新サービス「Trustee」で電子文書のセキュリティを強化

ウイングアークが提案する新たなデジタルトラストサービス「Trustee」



ウイングアーク1st株式会社は、生成AIの進化に伴う文書偽造・改ざんリスクに対応するため、2025年8月26日からデジタルトラストサービス「Trustee」の提供を開始します。この新サービスは、企業間の電子文書取引の信頼性を向上させることを目的としており、特に帳票・文書管理における日本最速のタイムスタンプ機能を搭載しています。具体的には、1,000文書/1秒の速度でタイムスタンプを付与し、低コストで運用が可能です。価格は、1スタンプあたり税抜5円以下としています。

背景と必要性



最近の調査によると、企業の23.6%が「重要書類のAIによる改ざんに気づけない可能性」を懸念しています。特に請求書や契約書、国税関連の文書は、偽造や改ざんの危険にさらされています。また、電子帳簿保存法の改正により、文書は受領側でタイムスタンプを付与することが一般的になりつつありますが、この運用方法では「無防備なPDF」が広範に流通し、セキュリティホールが生じてしまう可能性があります。これに対して、「Trustee」は発行元によるタイムスタンプ付与を行うことにより、文書発行時の存在証明を確立し、その後の改ざんを防止する仕組みを提供します。

Trustee タイムスタンプの特長



1. 高速処理能力
「Trustee」は、独自のPDF解析技術を駆使しており、驚異的な1,000文書/秒のリアルタイム処理が可能です。万が一サーバーへの不正侵入があった場合でも、不正タイムスタンプが発行されない仕組みを整備しています。現在、特許も申請中です。

2. 高可用性
定期メンテナンスや異常時でもタイムスタンプの処理が途切れないように設計されており、冗長化された複数拠点システムによって高可用性が保たれています。

3. コスト効率
料金はわずかに5円/1スタンプ(税抜)以下とし、利用量に応じたボリュームディスカウントも提供されます。

業界からの期待の声



ウイングアークは、電子文書管理のリーダーとしての30年の経験を基に、新たなデジタルトラストサービスを提供します。株式会社エイトレッドの岡本康広社長は、「Trustee」の技術力と市場への洞察が融合した画期的なソリューションであるとコメント。企業の業務改革における課題解決に貢献することを期待しています。

また、クワザワホールディングスの遠藤裕揮副本部長は、タイムスタンプ技術と他のサービスを連携させることにより、業務の効率化が進むと強調しています。

さらに、千葉興業銀行の堀内俊和部長は、デジタルトラストサービスの導入が郵送費の削減や作業効率の向上を実現すると期待を寄せています。

未来の展望



ウイングアークは、「Trustee」による文書の付加価値を高め、生成AI時代における企業のデジタル文書の信頼性を一層強化することを目指しています。同社によれば、トラストサービス市場は2030年には556億円規模に成長すると見込まれています。これにより、ビジネスのセキュリティ脅威を軽減し、安心してデジタル取引を行える環境が整うことが期待されます。

製品サイトはこちらからご覧いただけます。


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会社情報

会社名
ウイングアーク1st株式会社
住所
東京都港区六本木三丁目2番1号六本木グランドタワー
電話番号
03-5962-7400

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