Space BDが新たに始める人工衛星輸送ワンストップサービス
Space BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利)は、宇宙産業における選択肢を広げるべく、新しい「人工衛星の輸送ワンストップサービス」の提供を開始します。本サービスは、2024年10月9日より利用可能となり、人工衛星の輸出に関わる包括的なサポートを提供します。
背景と新サービスの概要
近年、宇宙産業は急速に成長しており、人工衛星の打上げ手段が多様化しています。これに伴い、衛星を日本から海外に輸送する際の手続きが複雑化しています。日本国内で作られた人工衛星は、国外での打上げの際に多くの法令や行政手続きに従う必要があります。
Space BDは、基幹事業であるローンチサービス事業において豊富な経験を蓄積してきました。それを活かし、人工衛星の輸出に関する包括輸出許可を取得しました。これにより、経済産業省の指導に基づいた運用体制の下、スムーズに輸出業務を行えるようになります。これは、衛星製造者にとっての大きな負担軽減となり、より安心して海外市場に目を向けることができる環境を整えるものです。
ワンストップのメリット
新サービスでは、既存の「人工衛星の航空輸送に係る申請代行サービス」と結びつけ、人工衛星を海外に輸送するために必要な手続きを一括で行います。これにより、衛星製造者は自ら手続きを行う必要がなくなり、業務が大幅に効率化されます。
具体的には、航空輸送に関する危険物に関する申請から、関係当局への提出書類の作成までを一手に引き受けます。これにより、親切で迅速なサービスが提供され、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能となります。
事業の拡大への貢献
本サービスの導入により、Space BDは日本国内外の衛星開発企業を支え、円滑な打上げをフォローする体制を強化します。宇宙産業は今後も拡大の一途を辿ると考えられており、これを支えるための新しいビジネスモデルの構築が求められています。Space BDは、その役割を担っていきます。
会社情報
Space BD株式会社は、2017年に設立され、日本の宇宙ビジネスの発展を目指してさまざまなサービスを提供してきました。国際宇宙ステーション(ISS)を含む宇宙空間の利活用に向け、ビジネスプランの策定からエンジニアリング部門による技術的支援までを網羅する、ワンストップサービスを展開しています。現在、衛星取扱件数は約90件に達し、610件以上の実績があります。
まとめ
Space BDが提供する新たな人工衛星の輸送ワンストップサービスは、多様な打上げ手段を提供しつつ、衛星製造者の海外輸出における課題を解決する強力なパートナーとなります。宇宙産業の未来を共に切り開いていくために、Space BDは今後も様々な挑戦を続けていくことを目指しています。