「やっぱりステーキ」の新たなリピーター施策
人気ステーキチェーン「やっぱりステーキ」は、約80店舗で新たにNFC(近距離無線通信)を利用したポイントシステム「MEET」を導入し、顧客のリピーター拡大を目指しています。この新システムは、ミート株式会社が提供するもので、驚異的な成果を上げています。特に注目すべきは、LINE公式フォロワーから来店ポイント会員への移行率が非常に高いことです。
課題解決へ向けての取り組み
「やっぱりステーキ」は、全店舗でリピーター拡大という目標に向かって動いていましたが、店舗ごとに異なるLINEアカウントを持つ問題があり、情報管理の難しさが課題でした。これにより、全体のリピート数を把握することが困難になっていました。そこで、約80店舗のLINEアカウントを公式アカウントに統一し、ポイント付与の新制度を導入することを決定しました。
従来、QRコードを利用したポイント付与が行われていましたが、QRコードの読み取りにくさや不正利用の問題が発生していたため、この新システムの導入は大きな前進です。
「MEET」の導入とその効果
新たなリピーター施策として、ポイントに応じた特典が得られる「やっぱり会員カード」と、来店回数・ランクに応じてクーポンが获得できる「やっぱりクーポンガチャ」の導入が行われました。ポイント付与の手法としてNFCを利用し、これにより不正利用を防止するためのシェアブロック機能を備えた「MEET」が決め手となりました。
「MEET EASY ACCESS」は、スマホなどに簡単にアクセスできる大判サイズで、利用者にストレスを与えない設計になっています。このため、店舗スタッフの負担も軽減され、スムーズな業務運営が可能となっています。特に、「シェアブロック機能」によって、来店した顧客だけがポイントを獲得できる仕組みが構築され、不正利用のリスクが大幅に減少しました。
新制度導入後の結果
「MEET」を活用した新たなポイント制度は、2024年7月以降に実装され、驚くべき結果を出しています。友だち登録者数は半年で6万人を超え、その中で約82%が「MEET」を通じて来店ポイントを獲得し、やっぱりクーポンガチャに参加しています。これは非常に高い参加率と言えるでしょう。キャンペーン参加者数は今も増加の一途を辿っています。
従業員の声
導入当初、従業員は新しい運用に不安を感じていましたが、実際に運用を開始すると、「MEET」はとても使いやすいとの声が上がっています。特に、ポイント付与がタッチだけで行えるため、幅広い年代の顧客でもスムーズに利用できると評価されています。従業員は、「もっと早く導入していればよかった」と振り返るほどです。
未来への展望
今後は、店舗内で「MEET」の利用をさらに広げ、各テーブルに設置するなど、より多くの顧客に利便性を提供する計画も進行中です。さらに、NFCを駆使してサービス向上に努め、顧客満足度を高めていく方針です。
「やっぱりステーキ」の目標は、「沖縄から世界へ」の理念のもと、全国や海外への進出を目指すことです。今後も新たな取り組みが期待されます。
詳しい情報は、公式ホームページやSNSをチェックしてみてください。