大和証券グループの新たな取り組み
大和証券グループが、NPO法人ETIC.と共同で子ども支援に特化した助成プログラムの公募を開始しました。このプログラムは、特にボランティアとの協働を強化し、NPOの活動を支援することを目的としています。助成金が支給されることにより、子どもたちに対する支援がより効果的に行われることが期待されています。
背景と目的
1995年の阪神・淡路大震災を契機に、日本におけるボランティア活動が一層注目を集めました。市民たちが被災地に駆け付け、支援活動を通じてボランティアの重要性を再認識しました。この活動は、その後も様々な災害や社会問題への対応において、重要な役割を果たし続けています。
現在、ボランティア活動の認知度が高まり、多くの人が参加していますが、それに伴い新たな課題も浮上しています。このプログラムでは、ボランティアとのミスマッチを解消し、受け入れ体制を整えることに主眼を置いています。NPOがボランティアと円滑に協力できる環境を整えることが、社会課題解決の鍵となります。
助成内容
本助成プログラムでは、子どもを取り巻くさまざまな課題に対処するNPOを対象にしています。助成金額は1団体あたり100万円を上限としており、最大10団体に対する採択が予定されています。助成金はボランティアが安心して活動できる環境作りや、活動を継続的に行うための仕組みづくりに活用されます。また、参加団体同士の交流や学びの機会を設けることで、NPO同士の相互支援も促進されます。
助成対象団体の要件
1. 日本国内で法人格を持つ民間非営利団体(特定非営利活動法人、財団法人、社団法人など)であること。
2. 過去2年以上の活動実績があり、年間予算が500万から5000万円の間であること。
3. 継続的に活動しているボランティアが5名以上在籍していること。
4. 計画されている研修に全日程参加できること。
5. 子ども支援に特化した活動を継続的に行っていること。
6. ボランティアが主体的に活動できる体制が整っていること。
参加方法と公募期間
助成プログラムの詳細な公募要項は、公式WEBサイトからダウンロードが可能です。公募期間は2025年12月3日正午から2026年1月8日正午までとなっています。この申請期間に、関心のある団体はぜひ応募をご検討ください。
ETIC.と大和証券グループの理念
NPO法人ETIC.は、行動を起こす人たちと共に新しい社会を作ることを目指しています。起業家育成や異なるセクター間の共創を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。一方、大和証券グループは、日本国内外で幅広い金融サービスを提供する総合証券グループであり、ボランティアや地域活動への支援を重視しています。
この助成プログラムは、NPOの持続的な活動を支援することで、子どもたちの健やかな成長を促す地域社会の実現を目指しています。多くの人々にとって、意義ある参加の機会が提供されることが期待されます。詳細については公式サイトをチェックしてみてください。