ブライアン・イーノ
2022-03-03 12:00:05

ブライアン・イーノの環境音楽展「AMBIENT KYOTO」京での革新体験

ブライアン・イーノの新たなる試み「AMBIENT KYOTO」



現代音楽の巨匠であり、ヴィジュアルアートの革新者であるブライアン・イーノが、京都にて新たな展覧会「AMBIENT KYOTO」を開催します。本展は、2022年6月3日から8月21日までの間、京都中央信用金庫旧厚生センターで行われます。伝統的な空間に現代芸術を持ち込むこの試みは、参加者にこれまでにない体験を提供します。

会場とアクセス


会場は、京都市下京区の中居町に位置する歴史的な建物である旧厚生センターです。最寄り駅から徒歩数分の距離にあり、移動も便利です。展覧会は11時から21時まで開かれており、入場は閉館の30分前まで可能です。

展覧会の見どころ


1. イーノの音と光の革新


「川のほとりに座っているような絶え間ない変化と同時に不変の体験をしたかったのです」と語るイーノ。彼は、音楽においても視覚芸術においても、途絶えることなく変化し続ける「ジェネレーティヴ・アート」を提唱しています。技術を駆使し、音と光がシンクロする新たな感覚の空間芸術を創り出しています。

2. 観客参加型の体験


本展はリスナーが主体となる参加型の展覧会です。来場者は、聴覚の体験を自由に選べ、思いつくままの方法で音楽を楽しむことができます。音と光が常に変化し、観客がどの位置にいるかによって異なる体験を分かち合うことができるのです。

3. 初の大規模展覧会


本展は、コロナ禍においてイーノが初めて行う大規模なインスタレーションであり、世界中の注目を集めています。彼は環境問題にも関心を持ち続け、芸術を通じて届けたいメッセージを今、京都から発信します。

代表作品の紹介


本展では、『77 Million Paintings』や『The Ship』など、イーノの代表作が展示されます。

77 Million Paintings


この作品は、7700万通りの組み合わせを持つヴィジュアルアートです。音と光がシンクロして途絶えることなく変化し続ける魅力的な体験を提供します。これまでの会場を巡回し、特に2006年のラフォーレミュージアム原宿での初出展以来、多くの人々を魅了してきました。

The Ship


このオーディオ・インスタレーションでは、個性的なスピーカーから出される音が、観客の動きによって異なる体験を織りなします。各スピーカーの音が融合し、一つの楽曲と化します。空間全体での音楽を楽しむことができる点が特徴です。

ブライアン・イーノの多面的な活動


イーノは単なる音楽家にとどまらず、ヴィジュアルアートのパイオニアとしても知られています。彼の活動は広範で、音楽制作にとどまらず、環境問題への意識も持ち続けています。彼が設立した「EarthPercent」は、音楽業界から気候変動への取り組みを促す団体であり、イベントの収益の一部が寄付されます。

まとめ


京都で行われる「AMBIENT KYOTO」は、アートと音楽を融合させた、新たな体験を提供し、イーノの革新性を体感できる貴重な機会です。音楽と視覚の世界に没入し、彼の作品を通じて、我々の社会に向き合うメッセージを受け取ってみてはいかがでしょうか。アートの力で未来を考える、この展覧会への訪問をお待ちしています。

会社情報

会社名
Traffic株式会社
住所
東京都渋谷区広尾5-9-9-101
電話番号
03-6459-3359

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