中学生が手掛ける地域間交流POP制作で魅力を発信!
今年の夏、美祢市公設塾「mineto」と東洋町営塾「うみいろ」の中学生たちが手を組み、地域の魅力を発信するためのPOP(ポイント・オブ・パーチェス)制作プロジェクトを実施しました。活動の拠点となったのは、山口県美祢市の道の駅おふくと高知県東洋町の道の駅東洋町。このプロジェクトは、両地域の農産物および地元の魅力を伝える新たな試みとして注目されています。
プロジェクトの経緯
このプロジェクトは、美祢市の中学生による地域の農産物の探求活動からスタートしました。「美祢市の農産物をもっと多くの人に知ってもらいたい」という気持ちから、道の駅おふくと道の駅東洋町とのコラボが生まれました。中学生は「自分たちが選んだ商品を東洋町に送りたい」「東洋町の産品を美祢市で販売する際、POPは自分たちで作りたい」と熱意を持って提案し、両校の生徒が交流する機会となりました。
POP制作の過程
実際に制作に取りかかったのは、それぞれの公設塾から選ばれた生徒たちです。美祢市からは7名、東洋町からは3名の生徒が参加しました。まずはじめに、各地域の産品を試食することでその魅力を体感。地元の食材を再発見し、その味わいから得た実感を基に、POPのデザインへと発展させました。生徒たちは、道の駅で働くスタッフのアドバイスを受けながら、文字の色や大きさ、情報量のバランスについて深く考慮しました。
彼らの努力によって、完成したPOPはそれぞれの地域の魅力満載のものとなり、実際に道の駅で展示されました。お客様からは「普段は手に取らない商品に出会えて嬉しい」「お互いの地域が協力しているのが素晴らしい」といった前向きな反応が返ってきました。
参加者の感想
今回の活動を通じて、参加した中学生たちはさまざまな学びを得ました。生徒たちは地域の魅力を発信し、他の地域との交流を深める中で、コミュニケーションの大切さや協働の価値に気づく機会を持ちました。道の駅のスタッフもお客様の笑顔を見て心温まる思いを抱いたとのことで、地域の絆がさらに強まった瞬間でした。
今後の展望
美祢市公設塾「mineto」と東洋町営塾「うみいろ」は今後も共同で地域活性化に向けたプロジェクトを進めていきます。今回の成功を踏まえ、さらなるアウトプットを通じて生徒たちが地元の課題を見つめ直し、新たなアイデアを創出できる場を作り続けたいと考えています。また、お互いの道の駅での直売所交流なども計画されており、その成果が楽しみです。地域とともに成長していく生徒たちの活動に、今後も注目が集まります。
美祢市と東洋町の魅力
美祢市は、自然豊かな環境に恵まれ、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」や大鍾乳洞「秋芳洞」を擁しています。この素晴らしい自然環境は訪れる人々を魅了してやまないでしょう。
一方、高知県東洋町は、地域の特産品に恵まれた場所で、夏には白浜海水浴場での海水浴が人気です。両地域ともに、地域的な特性を持ち、訪れる人に様々な体験を提供しています。こうした地域の魅力を、中学生たちが作るPOPを通じて広めていく姿はとても魅力的です。地域を活性化するための新たな試みとして、このプロジェクトは今後も多くの人々に喜ばれることでしょう。