新たな地方創生の試み
2024年8月16日、長崎市の新たな地域再生プロジェクトとして、ローカルDAO「おさかなだお長崎」が長崎創生プロジェクト事業認定制度の第84号事業として認定されました。本プロジェクトは、東急不動産ホールディングスとMeTown株式会社が手を組み、渋谷から発信される形で始まった実証実験の一環です。
「おさかなだお長崎」の理念
「おさかなだお長崎」は、「長崎のうまいサカナの未来をつくる」というビジョンのもと、多くのメンバーがオンラインで集まり、長崎の漁業や地場事業者との連携を図っています。具体的には、長崎市では水産業の活性化や地域課題の解決に向けた取り組みが進められており、地方創生の新しい形として期待が寄せられています。
認定式の様子
長崎市役所で行われた認定式では、鈴木史朗市長が出席し、「この取り組みは長崎の水産業の振興につながる大きなチャンスです。私たちは連携して成功を目指したい」との期待を表明しました。市長の言葉からも、地域の人々の期待感が伺える内容となりました。
Local web3 Lab.@渋谷の趣旨
このプロジェクトは、ブロックチェーン技術を活用し、地域課題に自律的に取り組むことを目的としたオンラインコミュニティ「DAO」が展開されています。DAOによる地域貢献活動は、メンバーが自主的に活動し、地域の魅力を発信するためのプラットフォームとなることを目指しています。
活動の実績
「おさかなだお長崎」は、地元の魚の魅力を広めるため、様々な活動を展開しています。例えば、長崎の豊富な魚種に関する勉強会や、都内でのワークショップ型料理教室を通じて新鮮な地元の魚を紹介するイベントが行われています。また、漁業のデジタルトランスフォーメーションを推進する取り組みも進行中です。
さらに、渋谷での地域イベントやビジネス展示会に出展し、都市と地方の交流を促進しています。これにより、長崎の魚に新たな販売チャネルを提供するとともに、地域ブランドの確立を目指す活動が続いています。
DAOの意義と今後の展望
DAOは近年注目されており、地域社会における貢献活動を可視化することや、活動に応じた報酬の分配を円滑に行う手法として利用されています。「おさかなだお長崎」では、この新しいコミュニティの形を通じて、地域との共生を図ることを目的とし、次世代の地域共創のあり方を検証していくとしています。
結論
「おさかなだお長崎」の取り組みは、地方創生の可能性を広げると同時に、地域の特産物である魚の魅力を全国へと発信する機会となります。今後の活動によって、長崎の漁業振興に寄与することが期待されており、地域の活性化に向けた一歩となるでしょう。
公式サイト:
詳しい内容は、
おさかなだお長崎の公式noteでご確認ください。