日本初!ROI Institute Japanの設立
2024年10月1日、EQパートナーズ株式会社がROI Instituteと正式に提携し、ROI Institute Japanを設立しました。この新しい社内カンパニーは、日本企業における人財育成効果の測定を革新することを目的としています。CEOにはEQパートナーズの代表取締役社長、立教大学大学院ビジネススクールの客員教授である安部哲也氏が就任しました。
ROI Institute Japanの目的
ROI Institute Japanの設立は、人的資本経営の重要性が増す中、企業が人財育成に投資した結果を明確に可視化するためのものです。近年、企業は人的資本に関する情報を開示する義務が強まっており、その効果を説明する責任を果たす必要性が高まっています。しかし、実際には多くの企業が、適切な測定手法を持っていないのが現実です。
新しいサービスでは、研修プログラムの効果をさまざまな財務指標と結びつけて測定し、さらに企業の実績やビジネスインパクトを詳細に考慮します。この方法により、経営者が納得できる形で人財育成投資の成果を可視化することができます。これによって、企業戦略としての人財育成投資を支援し、持続可能な企業価値の向上に貢献していくことが目指されています。
ROI Instituteの概要
ROI Instituteは1992年にジャック・J・フィリップス氏によって設立され、組織がプロジェクトやプログラムの成功を評価できるよう、ROI Methodology®を導入しています。これまでに70カ国以上で、5万人以上の専門家や9000以上の組織に対して支援を行ってきました。フィリップス氏は世界中でカンファレンスやワークショップを開催し、評価や説明責任の専門知識を普及させています。また、彼の妻で共同創業者のパティ・フィリップス博士とともに、2022年には人財育成ソートリーダー賞を受賞しています。
日本市場におけるニーズ
ROI Institute Japanは、ROI Methodologyを日本国内で初めて提供する組織です。近年、企業の働き方や人事制度、組織設計が大きく変わる中で、日本企業でも研修設計や効果測定の重要性が急激に増しています。研修効果をROIに基づいて測定することで、単なる費用対効果以上の視点から、研修がどのように行動変容やビジネスインパクトに結びつくかを具体化できます。このアプローチは、次の人財育成に関する課題の特定に役立ち、それを研修設計に反映させるためのダイナミックなフィードバックサイクルを生み出します。
ROIの5段階モデルとは
ジャック・フィリップス氏によるROIの5段階モデルは、研修やプログラムの効果を評価するためのフレームワークです。評価は以下の5つのレベルで行われます。
1.
反応(Reaction): 参加者の満足度やプログラムの有効性を評価
2.
学習(Learning): 参加者が得た知識やスキルの向上を測定
3.
行動(Application): 学んだ内容を実際の業務にどれだけ活用したかを確認
4.
影響(Impact): パフォーマンスや生産性の変化が組織に与える影響を評価
5.
ROI(Return on Investment): 投資対効果を金銭的に計算し、成果とのバランスを測定
このモデルを活用することで、企業は従業員の研修に対する投入資源を、より効果的に評価できるようになります。
お問い合わせ先
新サービスやROI Institute Japanに関する詳細は以下までご連絡ください。
EQパートナーズ株式会社
住所: 〒140-0004 東京都品川区南品川2-2-10 南品川Nビル9階
電話: 03-5463-6525
メール: admin@eqpartners.com
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代表者情報
- - 代表・CEO: 安部哲也(立教大学大学院ビジネススクール客員教授)
- - ビジネスリーダー: 野澤佳奈子
- - コンサルタント: 中村好伸