トライアドジャパン、新たな挑戦
PRO事業部設立の背景
2023年、トライアドジャパンは新たにPRO事業部を設け、中枢神経系(CNS)領域に特化した被験者募集の取り組みを本格化しました。これは主に、SMO事業として医療機関への支援を強化することを目的としています。
独自の被験者募集媒体の活用
新設された「トライアド治験ネット」は、被験者募集をスムーズに行うための独自プラットフォームです。このサイトでは、精神疾患に苦しむ方々が参加できる治験情報を提供し、患者さんと医療機関を結ぶ架け橋としての役割を果たしています。特に、9割以上が精神疾患を持つ患者さんに対し、新しい治療法を届けることに焦点を当てています。
コールセンターによるサポート強化
さらに、臨床心理士などの専門家が勤務するコールセンターも設置し、適切なスクリーニングを行いながら、患者さんの治験参加をサポートします。治験に関する疑問や不安を解消し、円滑な症例登録が進められるよう、患者に寄り添ったサポート体制が構築されました。
治験参加までの流れ
現在では、治験への応募から来院までのプロセスをオンラインで完結する仕組みを整えています。デジタル技術を活用することで、患者がシンプルに治験参加に関する情報を得られることで、参加ミスマッチを減少させることが期待されています。
代表取締役の後藤氏のコメント
代表取締役常務の後藤美穂氏は、「円滑な症例登録は、患者さんに早く治療薬を届けるために不可欠です。CNS領域には独特の課題があり、豊富な知識と経験を有する事業体が必要です。治験情報を簡単にアクセスできるようにするため、患者の視点に立ったシステムを整えています」とコメントしました。
女性臨床心理士の活躍を促す取り組み
また、トライアドジャパンは、ワークライフ・インテグレーションの推進にも力を入れており、女性臨床心理士が柔軟な働き方を実現できる環境づくりにも取り組んでいます。これにより、より多くの専門家が現場で力を発揮できるようになるでしょう。
プロフィール
トライアドジャパン株式会社は、1995年に設立され、神奈川県相模原市に本社を構えています。主な事業内容には、保険薬局事業や治験・臨床研究事業が含まれています。これらの取り組みを通じて、トライアドジャパンは医療の発展に寄与し続けています。
詳細については、トライアドジャパンの
公式サイトをご覧ください。