イベントレポート: 障害者雇用×テレワークの現状
2023年5月22日、株式会社オリィ研究所と株式会社マネーフォワードは共同で、障害者雇用とテレワークの可能性についてのイベントを開催しました。このイベント、「等身大で語る、障害者雇用×テレワーク ~組織の成長と共に進化する活躍のステージ~」は、障害者雇用やテレワークの実際の声を集め、参加者同士の交流を深める貴重な機会となりました。
参加者の多彩なバックグラウンド
イベントには企業の人事担当者や就労支援機関の専門家、さらには障害を持つ当事者など、さまざまな方々が参加しました。意欲的な交流が行われ、各参加者がそれぞれの経験を共有し、知識を深めるステージとなりました。
マネーフォワードの取り組み
マネーフォワードからは、石井さんが障害者雇用におけるインクルーシブコースの概要や、リモートワークで求められるマネジメントの技術について発表しました。特に、リモート環境下でのチーム管理の重要性が強調され、企業文化としての受容が進んでいることが印象的でした。
オリィ研究所の視点
オリィ研究所の代表からは、障害者雇用の課題について「情報」「スキル」「ハード」の三つの要素が解決の鍵であると説明されました。また、障害者と企業との間に存在する「就労の溝」を埋めるために何が必要かを参加者とともに考えました。
ディスカッション: 現在の働き方と未来のキャリア
参加者の中には、現在障害者雇用の一環としてリモートワークに従事している方々が多く、彼らの実体験を通じたディスカッションが行われました。
特に印象的であったのは、リモートワークの利点として体調に応じた柔軟な勤務が可能であることや、家庭と仕事を両立しやすい環境が挙げられました。しかし一方、コミュニケーションが難しく、自分が何を理解しているのかを把握するのが難しいという課題も共有されました。
未来へのビジョン
オリィ研究所では、接客業に従事する障害者が約100名おり、彼らの成長やスキル開発が今後のキャリア形成にとって重要であると語られました。さらに、マネーフォワードではアウトプットを重視し、充実した研修や育成環境を提供することで、個々のキャリアパスにおける充実感を大切にしています。
オリィ研究所とマネーフォワードの取り組みからは、障害者雇用とテレワークの未来を共に切り開こうとする力強い姿勢が感じられました。今後も、両社は障害者の選択肢を増やし、社会での障壁を取り除く活動を進めていく所存です。
まとめ
最後に質疑応答の時間では、ピアサポートや将来のキャリア形成についての熱い議論が交わされ、参加者の心に新たな知識や気づきを提供しました。
このようなイベントを通じて、オリィ研究所は今後も移動困難者の支援を続け、より良い社会の実現に向けて励んでいきます。
さらに詳細は、オリィ研究所の公式サイトをご覧ください。 :
オリィ研究所公式サイト