業務効率化を実現する坂謙の新戦略
建設資材・金物・工具を専門とする商社、坂謙がRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用して受注から出荷までの業務プロセスの効率化を推進しています。この取り組みは、働き方改革を目指し、業務の負担を軽減することを目指しています。
RPA導入背景
坂謙では、運送会社との連携や受注処理に多くの手作業が残っていました。特に、異なる送料を担当する運送会社6社のための送り状発行業務や出荷伝票の管理が大きな負担となっており、業務の属人化や手作業によるミスが課題でした。これに対処するため、自動化ツールの導入を決定しました。
自動化ツール群の紹介
同社が導入したのは、ユーザックシステムの「名人シリーズ」。具体的には、受注処理の「Autoジョブ名人」、メール業務自動化の「Autoメール名人」、送り状発行の「送り状名人」、データ変換ツールの「TranSpeed」です。
これらのツールを使うことで、業務フローが大幅に改善されました。たとえば、WebEDIからの注文データ処理や、運送会社への送り状発行を一元化し、手作業の削減を実現しました。そして、基幹システムとの連携によってデータを自動で更新することができるようになりました。これにより、出荷までの時間を大幅に短縮し、業務の円滑化が図られています。
働きやすい職場づくり
坂謙では自動化により業務の属人化を解消し、チーム全員が業務を把握できる環境が整いました。この取り組みは、社員が安心して休暇を取得できる基盤作りにも寄与しています。具体的には、「フライデー有休」や「フリーバカンス」といった独自制度を通じて、社員がリフレッシュしやすい体制を構築しています。
坂謙の代表取締役社長、坂井謙介氏は「自動化が進むことで、定型業務による負担が軽減され、社員がしっかり休みを取れる会社を実現したい」と語ります。この言葉から、今後の業務改善に向けた強い意気込みが感じられます。
今後の展望
坂謙では、今後も受注業務の自動化を進め、特に流通業界における業務のさらなる効率化を目指していく考えです。また、FAXやスキャナで取り込んだ文書データの管理や保管の課題にも取り組んでいく意向です。
独自のシステムを駆使し、業務の見える化を進めることで、社員がより効率的に働ける環境を提供し続ける坂謙の取り組みは、今後も多くの注目を浴びることでしょう。
企業情報
坂謙の本社は新潟県三条市にあり、1970年に設立。一方、ユーザックシステムは大阪市に本社を置き、企業の業務課題を解決するための製品群を提供しています。両社の協力を通じて、業務自動化の新しい可能性が広がっているのです。