あそび大学、キッズデザイン賞で最優秀賞を受賞
特定非営利活動法人Chance For All(CFA)が運営する「あそび大学」が、この度「第18回キッズデザイン賞」の最優秀賞(内閣総理大臣賞)を獲得しました。この賞は、子どもたちが安全に、安心して育つ社会の実現を目指す取り組みの中で特に優れたものに贈られます。あそび大学は、子ども自らが考え、行動することを促すプログラムの成果が認められ、高い評価を受けました。
あそび大学とは?
あそび大学は、墨田区の町工場から出た素材を利用し、子どもたちが自由に遊ぶことができる場を提供しています。千葉大学の墨田キャンパスを活用し、参加費は無料で、誰でも気軽に参加できます。子どもたちはここで「何をやってもいい、何をやらなくてもいい」自由な環境で、多彩な遊びを楽しむことができます。
受賞のポイント
あそび大学の活動が評価された理由は、子どもたちが主体的に関与することに重きを置いている点です。プログラムは良く練り上げられており、企業、大学、自治体、NPOなどが連携して支援する体制が整っていることも、高い評価に繋がっています。また、子どもたちが自分たちで選挙を行ったり、考えたりする多面的なアプローチも評価されています。
社会背景と必要性
現代において、子どもたちの遊ぶ時間は減少しています。千葉大学の調査によれば、全国の小学生の約80%が平日の放課後に一度も外で遊ぶことができていない状況です。少子化や中学受験の影響で、遊びの場が失われつつある中、あそび大学は「幸せなくして教育なし」「遊びこそ最高の学び」をモットーに、自発的な遊びの場を作ることの重要性を訴えています。
未来へ向けた取り組み
あそび大学は、さらに多くの子どもたちに遊びの場を届けるためにクラウドファンディングを実施中です。支援を通じて、より多くの子どもたちが笑顔で過ごせる環境を提供したいと考えています。支援は以下のリンクから行うことが可能です。
支援はこちらから
まとめ
あそび大学の取り組みは、現代の子どもたちの遊びの時間を取り戻し、彼らの未来を明るくする大切な活動です。受賞を機に、さらなる展開が期待されるあそび大学に注目していきたいと思います。皆さんも、このプロジェクトの支援を通じて、子どもたちの笑顔を作る手助けをしてみませんか?