新たな一歩を踏み出すメール誤送信防止ソフト
NTTテクノクロス株式会社は、2025年10月31日から、メール誤送信防止ソフトウェア「CipherCraft/Mail 8」の最新バージョンを提供開始します。この新バージョンでは、内部不正を抑止する新機能が追加され、企業の情報管理の強化に寄与することが期待されています。
背景にある情報漏えいリスク
近年、企業や組織において情報漏えいリスクは急増しています。外部からのサイバー攻撃のみならず、内部からの情報漏えいも懸念され、メールによる情報漏えい対策は必要不可欠です。特に、内部不正のリスクは大きな課題であり、これに対する対策が急務とされています。
NTTテクノクロスは、こうしたお客様のニーズに応える形で新機能を搭載。具体的には、宛先BCC自動追加機能を実装しました。これにより、社員が特定の情報を含むメールを送信する際に、事前に設定した上司のメールアドレスが自動でBCCに追加されることで、内部からの情報流出を防ぐ手助けをするのです。
新機能の特長
1. 宛先BCC自動追加機能
この機能は、特定の条件に合致するメールを送る際に、事前に設定されたメールアドレスをBCCに自動的に追加します。送信前の確認画面には、このBCC追加が強調表示されるため、意図していない情報漏えいを未然に防ぐことができます。たとえば、個人情報を含む添付ファイルを送信する場合、上司をBCCに入れることで、行動を見守る仕組みが整います。
2. 新しいOutlookに対応
また、より多くの企業がAzure環境などでMicrosoft社の製品を使用する中、「新しいOutlook for Windows」における誤送信防止機能も強化されています。会議通知メールを送信する際に、送信前確認画面を表示し、添付ファイルや内容を再確認できる機能が加わりました。これにより、誤送信を防ぎ、情報の精度を保つことが可能です。
さらに充実を図るNTTテクノクロス
NTTテクノクロスは、今後もお客様からのフィードバックを基に「CipherCraft/Mail」の機能を拡充させ、ヒューマンエラーによるメール誤送信を防止するための取り組みを強化します。内部不正からの情報漏えい対策の重要性が高まる中、同社の技術革新は新しい時代に応じたニーズに応えるものであると言えるでしょう。
価格とサービス内容
「CipherCraft/Mail」は年間サブスクリプション形式で提供され、税別で200,000円で100ユーザーが利用可能です。多くの企業が競争力を維持するため、情報セキュリティの強化を進める中、NTTテクノクロスの寄与は計り知れません。
結論
どのように情報漏えいを防ぎ、かつ業務を効率化するかは今の企業にとって最も重要な課題であり、「CipherCraft/Mail 8」はその解決の一助となるでしょう。NTTテクノクロスの革新的なソリューションは、企業の情報管理を次のレベルへ引き上げます。