KADOKAWA Masterpiece Comicsの新たな展開
コミカライズ版の名作が再び注目を浴びています。株式会社KADOKAWAが展開する「KADOKAWA Masterpiece Comics」シリーズより、特に人気のある『遠野物語』と『猫語の教科書』の重版が決定しました。このニュースは、多くのメディアでも取り上げられています。
新デザインで出荷開始
『遠野物語』は2024年9月に発売された後、即座に重版が決まり、その人気は衰えることを知らず、早くも5刷目に突入しました。これを記念して、今回新しい帯デザインで出荷を開始。エレガントなデザインが、書店の棚でも際立つ姿を見せています。
日本民俗学の金字塔『遠野物語』
この作品は、岩手県・遠野に伝わる民間信仰や伝承を集めたもので、物語の中には神や妖怪、動物たちが登場します。著者である柳田国男は、これらの話を「目前の出来事」として実話だと捉えています。鯨庭氏の手による精緻なコミカライズは、作品の持つ神秘的な要素や日本の原風景を忠実に再現しており、多くの読者を魅了しています。
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漫画: 鯨庭
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原作: 柳田国男
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監修・解説: 石井正己
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発売日: 2024年9月20日
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定価: 1,320円(本体1,200円+税)
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ISBN: 978-4-04-605927-7
読者を魅了する『猫語の教科書』
同時に重版が決まった『猫語の教科書』も、そのユニークな視点で読者を引きつけています。この著作は、ポール・ギャリコが1964年に発表した作品が原作で、「人間を支配するための猫による教科書」として描かれています。原作は1995年に翻訳版が出版されて以来、多くのファンを魅了し続けており、文庫化もされています。
コミカライズでは、一匹の猫「ツィツァ」が主人公となり、他の猫たちが人間を教育する奮闘ぶりが描かれています。猫好きはもちろんのこと、猫をあまり好きでない人でも、その賢さに感心すること間違いなしです。
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漫画: 沙嶋カタナ
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原作: ポール・ギャリコ
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発売日: 2024年7月20日
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定価: 1,320円(本体1,200円+税)
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ISBN: 978-4-04-605926-0
KADOKAWA Masterpiece Comicsの魅力
KADOKAWA Masterpiece Comics(KMC)は、世界中で愛され続ける小説から、意外な隠れた傑作までを厳選し、新進気鋭の漫画家たちが現代的に漫画化するシリーズです。この作品群は、絵柄、ストーリー、デザインにこだわり、大人が楽しみながら学び直す機会を提供しています。
今後も新たな名作が続々とラインナップに加わる予定で、多くの文学作品に触れる新たな機会を与えてくれるこのコミックシリーズから目が離せません。
公式サイトやXアカウントもぜひチェックしてみてください。最新の情報や新刊の発表も見逃せません!
この機会にコミカライズされた名作を手に取り、心に残るストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。