九州電力とクラーク記念国際高等学校の産学連携授業
クラーク記念国際高等学校(通称:クラーク国際)は、2023年5月より九州電力株式会社 福岡支店と共同で新たな教育プロジェクトをスタートしました。この探究学習は、昨年度に引き続き行われるもので、2025年までの全18回の授業で構成されています。本授業の最大のイベントは、2025年1月30日に行う予定のプレゼンテーションです。このプレゼンでは、地球温暖化やエネルギー問題に対する具体的な解決策を提案します。
授業の目的と方法
今回のプロジェクトは、広域通信制高校が提供する「スマートスタディコース」の一環として展開されます。生徒たちは福岡、熊本、鹿児島の3つの拠点で地域の発電所を訪れ、フィールドワーク活動を通じて地元のエネルギー問題を深く学ぶ機会を得ます。具体的には、CLARK SMART福岡では玄海原子力発電所、熊本キャンパスでは大平発電所、水力、さらに鹿児島キャンパスでは山川発電所の地熱エネルギーについて研究を行います。このように、地域に根ざした探究活動を通じて、地元のエネルギー課題についての理解を深め、課題解決能力を高めることが狙いです。
地元社会との連携
探究学習の主要テーマは「地球温暖化とエネルギー問題」です。授業を通じて生徒たちは、持続可能な未来に向けた具体的なアプローチを考えるようになります。九州電力からの講義によって、地球温暖化の現状や日本国内の電力事業における取り組みを学び、得られた知識を生かして各自のフィールドワークを進めます。これにより、地域社会との連携を強化し、実社会で役立つスキルを身につけることが期待されています。
プレゼンテーションの詳細
プレゼンテーションは2025年の1月30日、CLARK SMART福岡で行われる予定です。時刻は10:20から12:10まで、テーマは「地球温暖化とエネルギー問題への解決策」です。熊本や鹿児島のキャンパスからはオンラインで参加する生徒もおり、各拠点の知見を持ち寄ります。このプレゼンテーションでは、授業中に得られた知識とフィールドワークの結果を基に、環境問題への具体的な解決策を提案することが求められます。
生徒の声
昨年の授業を受講した熊谷真さんは、「エネルギー問題への意識が高まり、日常生活でも電力の使い方に気を配るようになった」と語っています。また、彼女は今後の授業で自分のプレゼンテーションスキルをさらに磨き、より多くの人にエネルギー問題の重要性を伝えていきたいと意気込みを見せています。
クラーク国際高等学校の理念
クラーク記念国際高等学校は1992年に設立され、「Boys, Be Ambitious!」という教育哲学をもとに、年間を通じた柔軟なカリキュラムを提供しています。生徒のニーズに合わせた多様な授業スタイルで、全国に60以上の拠点を持っています。このような環境での学びが、子どもたち一人一人の個性を育むことにつながれています。また、九州電力は地域の電力供給を支える企業として、カーボンニュートラルを目指す取り組みを進めており、地域社会の持続可能性にも寄与しています。
取材のご案内
このプロジェクトに関心のあるメディア関係者は、クラーク記念国際高等学校の教務開発部、担当の山下までお問い合せください。私たちの活動が広く知られることで、さらなる地域との連携や環境問題への意識向上が期待されます。
以上が、クラーク記念国際高等学校と九州電力の産学連携授業の詳細情報です。これからも生徒たちの成長と地域への貢献が期待されます。