新しい子育て支援の形、山口県和木町でのデジタルサービス
山口県の和木町が、子育て家庭をサポートするための「伴走型相談支援サービス」を導入し、2023年8月1日から運用を開始しました。この新たなサービスは、母子モ株式会社が提供する子育てDXプロジェクトの一環であり、特に妊娠期から出産、育児にかけてのサポートをデジタル化することを目指しています。
概要と背景
和木町では「わきは あったか 大家族~あいさつと子どもがつなぐ地域のきずな~」という基本理念のもと、地域全体で子育てを支えています。2021年には母子手帳アプリ『母子モ』を導入し、妊産婦や子どもたちの健康データ管理や地域情報の配信など、育児に関する様々なサービスを提供しています。今回の「伴走型相談支援サービス」では、アプリを通じて妊娠届の提出や面談予約を行える新機能が追加され、利便性が大幅に向上しました。
便利さが広がるアプリ機能
このサービスを利用することで、妊娠届や妊娠7・8カ月のアンケートをオンラインで記入し、スムーズに提出することが可能になります。また、面談予約も24時間いつでもアプリで行えるようになり、待ち時間の軽減や混雑の回避が期待されています。これにより、子育てをする親たちの負担が軽減されると同時に、自治体の職員も事務処理の効率化を図ることができるようになります。
今後の展望
今後、和木町はこのデジタルサービスをさらに充実させていく方針です。子育てに関連する手続きの利便性を高めるだけでなく、一人一人に適した切れ目のない支援を提供することで、子育て世帯に安心感をもたらすことを目指しています。また、2030年までに妊娠から子育て期に必要な情報を適切に届けることをビジョンに掲げています。
まとめ
地域の特性に応じたデジタル化が進む中、和木町の取り組みは子育て家庭にとって非常に有用なサポートとなるでしょう。「伴走型相談支援サービス」が実現する利便性の向上により、育児がさらに身近で安心なものになることが期待されます。母子モ株式会社は、今後も子育て関連事業のデジタル化を進め、地域全体で共に育む子育て環境を作り上げていくことを目指しています。