川越魅力向上プロジェクト
2018-07-27 10:00:05
文京学院大学とロンドン芸術大学の連携による川越の魅力向上プロジェクト始動
文京学院大学とロンドン芸術大学の新たな挑戦
東京都文京区に位置する文京学院大学は、7月30日からロンドン芸術大学との共同プログラム「KAWAGOE Wayfindingプロジェクト」をスタートします。このプロジェクトは、川越市の観光を活性化させるための新たな試みで、外国人観光客に優しい「Wayfindingシステム」の構築を目指しています。
プロジェクトの背景と目的
文京学院大学は2017年から、ロンドン芸術大学と連携して川越市で「KAWAGOE Wayfinding」を展開してきました。プロジェクトの主な目標は、訪れる人々がストレスなく川越の持つ魅力を体験するための工夫を行うこと。特に世界的な観光名所として川越を広め、外国人観光客をより多く呼び込むことを最終目的としています。
2020年に向けて、インバウンド観光が更に期待される中で、学生たちは心理学や社会学といった学問の視点から、川越の伝統や文化を学び、実地調査やワークショップを通じて具体的なアイデアを磨いていきます。特に、地元の特産品や伝統工芸を取り入れた新しい観光案内システムの構築が計画されています。
学生たちの活動内容
第2回目となる今回は、文京学院大学から約40名の学生とロンドン芸術大学から6名の選抜学生が参加します。川越の伝統工芸品である“川越唐桟”を活用したオリジナルのWayfindingを考案することが、新年度の大きなテーマです。具体的な活動は約4週間にわたり行われ、さまざまなワークショップや調査が予定されています。
プロジェクトのスケジュールは、初日の歓迎会を皮切りに、川越市での実地調査と本学ふじみ野キャンパスでの座学を交えたプログラムが展開されます。8月20日には成果報告会が行われ、その後、学生たちが考案したWayfindingの展示を行い、一般の人々にその成果を公開します。
昨年の成果と今後への期待
昨年は、高齢者や外国人観光客に優しい道案内を重視し、川越の歴史や文化を感じてもらえる工夫がなされました。独自のフォントを開発し、座れる公共スペースへのニーズを満たすデザインを作成。特に、さつまいもをモチーフにしたベンチや案内板が話題となり、今後の実際の設置に向けた準備が進行中です。
文京学院大学の教育理念
文京学院大学は「自立と共生」を教育理念として掲げ、実践的な教育機会を学生に提供しています。外国語学部や経営学部など多様な学部を有し、約5,000人の学生が在籍。国際的な交流を通じて学生の視野を広げる取り組みに力を入れています。今後も地域との連携を深め、学問と実践を結びつけた教育のあり方を追求していくことでしょう。
おわりに
この「KAWAGOE Wayfindingプロジェクト」は、文京学院大学とロンドン芸術大学のコラボレーションによる美しい街川越の魅力を最大限に引き出す取り組みです。学生たちがどのようなアイデアを生み出すのか、今後の展開に期待が高まります。川越を訪れる外国人観光客が、ストレスなく楽しみながら探索できる環境が整うことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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文京学院大学
- 住所
- 東京都文京区向丘1-19-1
- 電話番号
-
03-3814-1661