AIとドローンによる狩猟の革新
株式会社ダイヤサービスは、千葉県の先進的デジタル技術活用実証プロジェクトの一環として、2022年12月27日に新たな狩猟モデルの実証実験を実施します。このプロジェクトは、害獣駆除の効率を高めることを目指し、ドローンとAI技術を組み合わせた最先端の取り組みとなっています。
1. 背景と目的
現在、千葉県ではイノシシの急増が問題視されています。農作物への被害が続く中、猟師の高齢化と不足が深刻な問題に。これらの課題を解決するため、先端技術を活用した新しい狩猟モデルを策定し、社会の悩みを軽減することが本プロジェクトの目的です。特に、ドローンを用いた害獣検知の精度向上や、迅速な捕獲が期待されています。
2. 実施体制
今回の実証実験には、株式会社ダイヤサービスをはじめ、株式会社SkyDrive、株式会社ロックガレッジ、合同会社房総山業といったパートナーが関与。各社がそれぞれの専門知識を持ち寄り、スムーズな実施を図ります。ダイヤサービスはプロジェクトのオーナーとして、全体のドローン運航を管理。SkyDriveは物流ドローンの提供を行い、ロックガレッジはAIシステムやマッピング技術を開発しています。また、房総山業と木更津猟友会も現場での立ち会いや専門的な助言を行います。
3. 実証実験の詳細
(1) 実施内容
実証実験は、以下の流れで行われます。
1.
ドローンによるAI検知: 市販のドローンM200V2に赤外線カメラXT2を搭載し、自律飛行とAI検知による害獣確認を行います。
2.
物流ドローンによる設置: 物流ドローン「SkyLift」を使用し、くくり罠や遠隔通報装置を現場に搬送。
3.
狩猟者による設置: 専門の猟師が設置作業を行い、マッピングシステムで監視します。
(2) 実施日時と場所
実証実験は、2022年12月27日(火)11:30〜13:00に千葉県木更津市矢那川ダム駐車場で集合、実施されます。万が一の天候不良の場合は、翌日の同時間に延期される可能性があります。参加希望者は事前に専用フォームからの申し込みが必要です。
(3) 使用機材
- - 物流ドローン「SkyLift」: 貨物の搬送が可能で、最大積載量は30kg。
- - ドローン「M200 V2」: 赤外線カメラを搭載し、最大飛行時間は約38分。軽量な設計で機敏な動きが特長です。
4. 取材のお知らせ
本実証実験に関する取材依頼や見学希望のメディアについては、2022年12月23日までに申し込みが必要です。詳細は記載されたリンクを参照ください。
この新しい取り組みが、千葉県の狩猟活動にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。