静岡市における病児保育の新たな試み
静岡県静岡市において、2025年2月17日より病児保育予約サービス「アズカールコちゃん病児保育」がスタートします。このサービスは、保護者がスマートフォンを使って簡単に病児保育の空き状況を確認し、予約を行えるようにする画期的な取り組みです。これにより、保護者は病児・病後児保育室の利用が一層容易になり、従来の手続きの煩雑さが解消されることが期待されます。
病児保育の重要性
病児保育とは、病気や回復期間中の子どもを預かるサービスです。専門の保育士や看護師が子どもたちをケアし、保護者が安心して仕事を続けられる環境を提供します。しかしながら、これまでの病児保育利用には予約手続きの難しさがあり、多くの保護者が利用をためらっていました。
アズカールコちゃんの機能
このサービスの導入により、静岡市内3カ所の病児保育室では、空き状況がリアルタイムで確認できるようになります。保護者はLINEやウェブサイトから簡単に保育室を検索できるため、従来のように電話での予約や書類作成に煩わされることはありません。さらに、事前登録の用紙もデジタル化されるため、スマートフォンを使って簡単に登録が可能となります。
広報活動の強化
市は、この新しいサービスを周知するために、パンフレットやポスターを制作し、地域の保育園に配布します。こうした広報活動により、病児保育の認知度を高め、利用の普及を図ります。静岡市子ども未来局こども園課のコメントによると、保護者の負担が大いに軽減され、保育室利用がよりスムーズになると期待されています。
利用率向上へ
株式会社グッドバトンが開発したアズカールコちゃんは、全国で272の施設と23の自治体で導入されており、利用を希望する保護者にとって信頼できるサービスとしての地位を築いています。実際、2018年の調査では、ほとんどの就労女性が病児保育の利用経験がなく、その利用率向上が急務であることが見えてきました。アズカールコちゃんはそのハードルを低くし、保護者が安心してサービスを利用できるよう支えていくのです。
会社概要
株式会社グッドバトンは、2017年に設立され、医療と保育の分野でのインパクトを目指しています。設立者である園田正樹氏は、病児保育や産後ケアのサポートだけでなく、子育て全般に対する包括的な支援を行うことを目指しています。これからも、地域に根ざしたサービスの提供を進め、保護者のニーズに応える取り組みを推進していくでしょう。
詳しくはグッドバトンの公式サイト(
こちら)をご覧ください。