リスクハンター登場
2018-01-25 09:50:51
安全管理を強化する「リスクハンター」アプリが登場!
概要
三井住友海上火災保険株式会社は、労働力不足が深刻化する中での事故防止を目的に、スマートフォン向けのリスク感知能力養成アプリ「リスクハンター」を開発しました。このアプリは、12月から利用が開始され、主に物流業界で働く従業員を対象としています。
開発の背景
近年、非熟練労働者やアルバイトの数が増加し、安全管理の重要性が高まっています。物流企業においては、貨物事故を防ぐことが喫緊の課題となっているため、三井住友海上はこのニーズに応える形で「リスクハンター」を生み出しました。
アプリの特徴
「リスクハンター」は、360度カメラで撮影された倉庫内の映像を使い、従業員が危険ポイントを探し出すというゲーム感覚の学習ツールです。このアプリでは、実際の作業環境をシミュレーションしながら、従業員がリスクを感知する能力を育てます。
利用方法
利用を希望する法人企業は、所定の申込書を提出することで、「リスクハンター」を利用するための専用ページのURLやID、パスワードが提供されます。安全管理者は、従業員の成績や進捗状況をページ上で確認できるため、教育の効果を逐次評価することが可能です。
無料の利便性
「リスクハンター」は、法人契約の有無によらず、全ての企業が無料で使用可能ですが、アプリのダウンロード時に発生する通信費は利用者の負担となります。これにより、小規模な企業でも手軽に導入できる環境が整います。
学習プロセス
アプリ内では、危険ポイントを探し出す際に得た得点が加算され、その後、具体的な事故防止策を学ぶことができる仕組みです。また、「注意ポイント解説書」が提供され、さらに詳細な事故防止策に関する知識が定着できるようサポートします。
今後の展開
三井住友海上は「リスクハンター」を用いて、トラックの貨物積み込み時やフォークリフト作業中などのリスク軽減にも対応予定です。今後も物流現場での事故防止に向けた取り組みを継続する意向で、企業の安全意識向上に寄与していくでしょう。
まとめ
「リスクハンター」は、従業員が安全意識を高めながら効率的に学べる画期的なアプリです。今後の物流業界における事故防止と安全管理の新たなスタンダードとなることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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三井住友海上火災保険株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田駿河台3-9
- 電話番号
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