橋本組が新たに誕生させた交流拠点「B.Base」
株式会社橋本組(本社:静岡県焼津市、社長:橋本真典)は、地域社会とのつながりを重視した新しい施設「B.Base(ビーベース)」を開設しました。この施設は、橋本社長の自宅と社員の福利厚生施設を組み合わせたものであり、「人と人、地域とのつながり」をテーマとしています。現代社会で進む分断を克服し、人々が再び結びつく場を提供することを目指しています。
新たな拠点の特徴
「B.Base」は、名古屋工業大学大学院准教授の伊藤孝紀氏の監修による建築で、2025年8月19日に共用部がオープン。初日には、社員やその家族が集まり、バーベキューやバレルサウナを楽しむ声が聞かれました。この様子からも、施設が目指す温かい交流の雰囲気が伝わります。
社長の幼少期からの記憶
橋本社長は、「昔、会社の社員が社長の家に集まり、家族のように楽しむ姿を見て育った」と語っています。その思いを基に「B.Base」が具現化されたのです。近年の核家族化やリモートワークの広がりで、人と人のつながりが断たれつつあるため、仕事と暮らし、個人と組織の自然な交わりを生むスペースが必要だと、社長は強調します。
“はしもとの家”の理念を拡張
橋本組が展開する住宅ブランド「はしもとの家」は、高齢者が快適に過ごせるバリアフリー、光と風を生かした設計、自然素材の使用などの理念を持って家づくりを行っています。「B.Base」は、この理念を単なる住宅の枠を超えて実現しています。中庭を中心に設計され、全館空調、段差のない導線などを整備したこの空間は、企業の福利厚生や地域交流の場として“拡張型・はしもとの家”を象徴しています。
共生空間としての役割
「B.Base」は、完成して終わるものではなく、地域の人々や社員が共に作り育てていく“共創の場”です。入浴施設やバレルサウナ、中庭、ゲストルーム、ダイニングキッチンなど、ただのリフレッシュスペースではなく、「人が集い、関係を深める場」として機能します。地域の方を招いたイベントや宿泊体験など、企業の存在を地域に開いていく計画も視野に入れています。
橋本社長の思い
「福利厚生施設の完成は私の長年の夢。昔、社員が同じ家に集い、笑顔を交わしていた頃が懐かしく思います。今の時代、会社と個人との関係が希薄になってきている中、私たちの試みが少しでも社会にポジティブな影響を与えられればと思います」と橋本社長は語ります。
「B.Base」が目指す未来
「B.Base」は、孤立や分断が広がる中で、つながりの再構築を目指す挑戦です。地域に開かれた場として、多様な交流が生まれることを期待しています。この新しい拠点は、企業と地域社会の新しい関係のモデルとして、今後の展開が注目されることでしょう。
取材・見学について
「B.Base」は、社員と地域のつながりを育む場として開放を進めています。取材や見学の希望は、株式会社橋本組までお問い合わせください。
株式会社橋本組
住所:静岡県焼津市本町2丁目2番1号
創業:大正11年
電話:054-627-3276
公式サイト:
hashimotogumi.co.jp