宝和化学が提案するサステナブルなラウンジチェア
自動車内装品の製造を手掛ける宝和化学株式会社が、1月17日に新しいラウンジチェアを発表しました。この製品は、シートベルトの廃材を巧みに用い、快適でエコフレンドリーな空間を提供します。宝和化学は、愛知県名古屋市に本社を置く企業であり、自動車業界において長い歴史を持ちます。
「TORINAS」ブランドの立ち上げ
同社は、今回の発表にあたり、新たに「TORINAS(トリナス)」というブランドを設立しました。このブランドは、廃材や余剰材を活用し新たな価値を生み出すことを目的としています。廃材の利用は持続可能な社会を実現するための力強い手段であり、これを積極的に取り組む姿勢が感じられます。
機能性とデザインを兼ね備えたラウンジチェア
今回発表されたラウンジチェアは、シートベルト端材と国産集成材を組み合わせています。特徴的なのは、宝和化学独自の「エダマメプリシステム」を採用し、座った際の心地よさと張り感を実現している点です。さらに、使用する集成材には、CO₂排出の削減にも寄与する三河産の檜や、竹を使用することで森林の保護や生態系への配慮も行っています。
商品概要
「Belt Chair-Lounge」シリーズの概要は以下の通りです:
- - 商品名: Belt Chair-Lounge、Triangle Side Table
- - サイズ: Chair(W600mm × D650mm × H686mm)、Table(W331mm × D437mm × H460mm)
- - 素材: シートベルト端材・尾州デニム、檜または竹の集成材
- - 重量: Chair檜 7.75kg、竹 10.42kg、Table檜 1.06kg、竹 2.68kg
このラウンジチェアは、全国各地のラウンジスペースへの導入を目指しており、そのデザイン性と環境意識の高い製品が注目を集めています。
コラボレーションによる革新
宝和化学は、株式会社東海理化とコラボレーションし、シートベルト端材を使用したサステナブル&アップサイクルブランド「Think Scrap(シンクスクラップ)」と手を組んでいますを通じて、独自の椅子張り技術を活用しラウンジチェアの開発を実現しました。このような新たな挑戦は、業界内での循環型経済の実現に向けた一歩となるでしょう。
お問い合わせ先
興味のある方は、宝和化学株式会社にお問い合わせください。公式サイトやInstagramでも情報を発信しています。
私たちの生活様式が変わっていく中で、持続可能なものづくりがますます求められています。宝和化学のラウンジチェアは、その一翼を担う製品として期待が高まるところです。