次世代プラットフォーム
2024-09-30 14:23:47

三菱商事とROUTE06が協業、塩ビ産業向けプラットフォームを開発

塩ビ産業向けデジタルプラットフォーム「step X.」の誕生



株式会社ROUTE06(東京都千代田区)は、三菱商事と連携し、塩化ビニール(塩ビ)産業向けの次世代の受発注プラットフォーム「step X.」を開発したことを発表しました。このプラットフォームは、塩ビのサプライチェーン全体をデジタル化し、業務プロセスの効率化を図ることを目的としています。

塩ビ産業は、建設や輸送、包装、電子機器、さらには医療といった幅広い分野で利用されていますが、受発注においては依然として人手による作業が残っています。たとえば、メールやファックスを使用した受発注や納期調整が主に行われており、その情報が散逸してしまうため、組織全体でのデータ活用が難しくなっています。これにより、情報の共有が円滑に行われず、サプライチェーンの効率性に支障をきたしてしまっているのです。

デジタル化による効率性向上


未来に向けて労働力不足が懸念される中、業務のデジタル化は必要不可欠です。「step X.」は、サプライヤー、中間流通業者、需要家の間での情報共有をリアルタイムで行えることを特徴としており、特に取引の進捗状況を視覚化することで、意思決定を迅速化します。このプラットフォームでは、見積もりの作成から発注、納入、検収に至るまでのすべてのプロセスが一元管理可能です。

また、「step X.」にはチャット機能やファイル共有機能があり、関係者間の情報伝達がよりスムーズになります。商品の価格、品種、調達先、販売先といったデータを一元管理できるため、過去の取引情報をもとにした的確な分析が可能となります。特に、見積書や発注書は自動生成され、取引先ごとにカスタマイズすることも容易です。

今後の機能拡張


「step X.」は現在の機能に加え、今後は物流のモニタリングやGHGの算出機能、SDSの管理機能なども追加予定です。これにより、さらなる業務の効率化とデータの活用が期待されます。ROUTE06は、このプラットフォームを通じてデジタル事業の大きな変革を促進し、企業価値を高めることを目指しています。

ROUTE06の取り組みとサポート



ROUTE06は、大手企業に対してデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援を行っている企業であり、エンタープライズ向けのAPIプラットフォーム「Plain」も提供しており、このプラットフォームを活用することで、様々なビジネス領域でのデジタル化を進めることができます。今後も、ROUTE06はより使いやすいサービスの提供に注力し、企業のDX戦略を支え続ける意向です。

会社概要



株式会社ROUTE06は、エンタープライズ向けソフトウェアサービス及びプロフェッショナルサービスを提供し、商取引プラットフォームを通じて新たな価値創出に取り組んでいます。2020年に設立されたこの会社は、東京都千代田区に本社を構えており、代表取締役は遠藤崇史です。

このように、「step X.」は塩ビ産業におけるデジタル化の新しい一歩を示しており、今後の展開に大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社ROUTE06
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6-5 丸の内北口ビルディング 9F
電話番号

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