新法人「親子Mirai Canvas」が目指す未来
2025年7月、一般社団法人親子Mirai Canvasが設立され、同法人の代表理事である坂本慎也さんは、ひとり親家庭での育ちを背景に、経済的な理由で体験の機会が限られている子どもたちのために「かけがえのない体験」を提供することを目的としています。家族の状況が体験に影響を及ぼす現実に直面し、その解消に向けた取り組みを始めます。
設立の背景
坂本さんは自身の幼少期を振り返り、「夏休みの絵日記に書く思い出がなかった」と述べています。この言葉からは、単なる体験の不足だけでなく、家庭の経済状態が子どもたちの「思い出」の質にまで影響を及ぼすという深刻な現実が浮かび上がります。彼のこの思いが、親子Mirai Canvas設立の根底にあります。
目指すビジョン
親子Mirai Canvasのビジョンは、「すべての親子に楽しい経験を!」です。今後、経済的困難を抱える家庭向けの親子体験イベントや、就労支援、地域活性化事業に取り組むことで、様々な家庭に「思い出」というギフトを届けることを目指しています。
第一回イベント「生成AI×3Dワークショップ」
その第一歩として、2025年8月17日(日)に東京都千代田区で親子向けの生成AIワークショップを開催します。こちらは、株式会社ウォーカーとの共催で行われます。このワークショップでは、参加者が自分の理想のキャラクターをAIを使って描き、それを3Dモデルとして具現化する体験を行います。
イベントの概要
- - 開催日時: 2025年8月17日(日)10:00~12:00
- - 会場: リアライズ神田ビル4階(東京都千代田区)
- - 対象: 小学生とその保護者(1組2名)
- - 定員: 先着15組
- - 参加費: 無料(3Dプリント希望者は別途実費)
- - 申込み方法: 親子Mirai Canvas公式LINEから「親子AI体験参加希望」と送信
ワークショップ内容
このワークショップでは、子どもたちが自分の「理想の相棒」をAIを使ってイラスト化し、その後3Dモデリングのプロセスを通じて実際に立体化します。AIが描くプロセスを親子で楽しみながら、創造力やテクノロジーへの理解を深める貴重な機会になります。
さらに、参加者は自分の作品を3Dプリントして持ち帰ることも可能で、思い出を形にすることができます。また、専門スタッフによるサポートもあるため、AIや3Dモデリングが初めてでも安心して参加できます。
企業との共催メッセージ
共催する株式会社ウォーカーは、AI教育の重要性を認識しています。「今の子どもたちが未来のAIの影響を受ける世代であるため、親子で一緒にその価値に触れる機会を作りたい」と考え、ワークショップの開催に至ったそうです。
未来への展望
親子Mirai Canvasは今後も全国で様々な親子体験イベントを企画する予定です。地域や企業との連携を進めるなど、より多くの家庭に「思い出」を届けられるよう、多角的な取り組みを続けていきます。持続可能な活動を行うためには、地域の皆さんのご支援が不可欠です。取材や連携についての問い合わせは、公式サイトのフォームからお気軽にご連絡ください。
まとめ
一般社団法人親子Mirai Canvasの設立と、親子向けAIワークショップの開催は、体験格差の解消に向けた重要な第一歩です。未来ある子どもたちに、素晴らしい体験の機会を提供するために、私たちもぜひ応援していきましょう。