電子チケットサービス「ticket board」が新たなスタンダードを確立
近年、国内のライブエンターテインメント市場が活況を呈する中、電子チケットサービス「ticket board」がその会員数を800万人にまで拡大しました。この数字は、全体のマーケットの成長を反映しており、ライブエンタメ業界の新たな潮流を示しています。
ライブエンタメ市場の成長
ライブ・エンターテイメント白書によると、2017年にはこの市場が5,151億円という過去最高の額を記録しました。これは前年比で2.7%の増加を示しています。また、2019年6月には「チケット不正転売禁止法」が施行される予定で、これに対応すべく電子チケットの導入がより一層進展しています。電子チケットは、所有者の本人確認がしやすく、不正転売防止に効果的な手段として注目されています。
さらに、国内のライブ会場はまだまだ不足しており、動員数にも制限があります。そのため、販売機会を最大化する意味でも、ECでの関連商品の販売が強化されています。このような状況下で、電子チケットはデータ活用の面でも大きな期待を寄せられています。
ticket boardの特徴
「ticket board」は、コンサートやライブのチケット申込みから、支払い、発券、入場までを全てスマートフォンや携帯電話で行うことができる便利なサービスです。取り扱う電子チケットには、『QRコード』や『QuickPASS(スタンプ式)』といった多様な種類があり、イベントの規模や用途に応じて選ぶことができます。
同社は2010年にサービスを開始し、数百人規模のライブハウスから、アリーナやドームなどの大規模なイベントまでをカバーしています。これにより、全ての公演を電子化する取り組みを進め、2019年4月末時点での会員数は800万人を突破しました。さらに、2018年度のチケット取扱枚数は400万枚を超えています。
会員属性と消費意欲
ボードウォークの調査によると、「ticket board」の会員の28.1%は20代以下の女性で構成されており、彼女たちは非会員と比べて購買意欲が高いことが分かっています。音楽イベントでの年間消費金額は10万円以上というデータもあり、42.8%の人が「値段が高くても気に入れば買ってしまう」と回答しています。このような購買力を持つ800万人を超える会員に対し、より利便性や快適性、安全性を提供することが目指されています。
株式会社ボードウォークの展望
「ticket board」を運営する株式会社ボードウォークは、「カタチにこだわらないエンタテインメントの楽しさを提供し、ひとりひとりの感動の最大化を目指す」という企業理念のもと、多彩なイベントを取り扱っています。かつての名だたるアーティストとの提携にも関与し、日本国内のエンタメ市場において確固たる地位を築いています。
今後も、アーティストとファンが一体となるライブ環境の整備を進め、会員の方々がより豊かな体験を享受できるようなサービスの強化を図る方針です。
【お問い合わせ】
広報担当: 井関紀子
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