水素輸送シミュ開始
2024-08-13 11:10:10

新たな水素輸送システムの基礎調査開始とその意義

水素輸送シミュレーションモデル構築の基礎調査



みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(以下、みずほ)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業の一環として、国内水素輸送シミュレーションモデルの構築に向けた基礎調査を開始しました。この取り組みは、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会との共同提案を通じて実現され、正式に採択されています。

水素の重要性と脱炭素化への寄与


水素は、脱炭素化を実現するための鍵となる資源と位置づけられており、エネルギー分野における多くの可能性を秘めています。みずほは、2024年5月に発表した計画の中で、2030年までに2兆円規模のファイナンスを水素関連の製造分野に向けて実行する意向を示しています。この取組みは、日本国内における水素の社会実装を加速させるものです。

基礎調査の概要


本調査の目的は、国内水素サプライチェーンを構築するために必要な各地の水素供給コストを試算するシミュレーションモデルを開発することです。具体的には、初期段階で国内の水素サプライチェーンに関する分析評価を行い、その結果を企業などと共有し、フィードバックを受け取ります。これに基づき、最終的な水素輸送シミュレーションモデルの設計を進める予定です。

これまでの取り組みと今後の展望


みずほは、これまでも水電解装置や燃料電池に関連する研究開発の支援を行ってきました。それに加え、水素製造、発電技術の実現可能性調査を通じて、水素サプライチェーン構築の具体化を目指しています。この新たな調査により、将来的な国内水素供給の効率性向上とコスト削減に寄与する期待がかかっています。

結論


みずほは、今後も水素サプライチェーンの確立に向けて、さらなる技術革新と社会実装に努めていく所存です。この基礎調査はそのスタート地点となり、水素による持続可能な未来の構築へとつながる重要な一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
住所
東京都千代田区神田錦町2-3
電話番号
03-5281-7548

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