武蔵野大学での特別な能楽体験
2026年3月21日、東京都品川区の十四世喜多六平太記念能楽堂にて、武蔵野大学日本文学研究所が主催する特別な公開講座が開催されます。今回のテーマは新作能『親鸞』と狂言『宗論』で、能楽の伝統が色濃く息づく中に現代の感覚をも取り入れています。
講座概要
この講座は、令和7年度第44回土岐善麿記念公開講座として位置付けられています。入場は無料で、事前申し込みは不要。ただし、席には限りがあり、先着順での自由席となります。開演前には、能楽がどのようにして進化を遂げているのかを考える良い機会です。
第1部では、能楽の解説に続いて狂言『宗論』が上演されます。この演目は、法華宗と浄土宗の僧たちが宗教的な見解を巡って争う様子をコミカルに描いています。富士山を背景に、彼らのかけ合いが繰り広げられる中で、宗教間の争いの滑稽さと本質が浮き彫りにされることでしょう。
第2部では、能『親鸞』が披露される予定です。この作品は、親鸞聖人の妻である恵信尼の夢と、聖人の教えを描いたものです。都の僧が聖人の旧跡を訪問するところから始まり、その途中で妻の恵信尼が現れ、彼女の夢を語りつつ念仏の大切さを伝えます。最終的には、救世観音の姿をした親鸞聖人が舞い、そのメッセージを視覚的に感じ取ることができます。
事前知識の重要性
この講座には、事前の学びとして『新作能<親鸞>を観る前に』という特別な講座が設けられています。3月17日のこの事前講座では、能『親鸞』の背景や親鸞と恵信尼の歴史的なつながりについて詳しく解説されます。こうした前知識を得ることで、参加者は当日の上演をより深く理解することができるでしょう。
座談会での深い対話
上演後には、登壇者たちによる座談会も予定されています。『本日の演目に寄せて』と題されたこのセッションでは、演目に関する詳しい解説やそれぞれの見解が交わされる貴重な機会です。能楽に興味を持つ方々や、メディアの記者の方々にとっても重要な情報交換の場となります。
交通アクセスと注意事項
会場の十四世喜多六平太記念能楽堂は、目黒駅から徒歩わずか7分の距離にあります。ただし、駐車場は完備されていないため、公共交通機関の利用をおすすめします。入場は無料ですが、席数には限りがあるため、早めの到着をお勧めします。
武蔵野大学について
武蔵野大学は1924年に設立され、現在では13,000人を超える学生が在籍する規模に成長しました。近年ではデータサイエンス学部やアントレプレナーシップ学部など新しい学問分野が開設され、未来に向けた教育改革を進めています。今後も伝統文化と現代的な学びを融合させる試みが期待されます。興味がある方は、ぜひ今回の公開講座に参加し、能楽の魅力を直接体験してみてはいかがでしょうか。