レアジョブと学研ホールディングスが資本業務提携を発表

レアジョブと学研HD、資本業務提携を締結

株式会社レアジョブ（以下、レアジョブ）と株式会社学研ホールディングス（以下、学研HD）が資本業務提携契約を結んだことで、両社の教育事業に新たな展開が期待されています。レアジョブは、オンライン英会話「レアジョブ英会話」やAIスピーキングテストの「PROGOS®」、さらにはオンライン予備校「資格スクエア」を提供しており、幅広い教育サービスを展開しています。一方の学研HDは、1946年の創業以来、教育や医療福祉事業において豊富な経験を誇ります。

資本業務提携の背景

レアジョブは2007年に設立され、主にオンライン英会話サービスを中心に事業を展開してきました。特に、2020年から提供を開始したAIスピーキングテスト「PROGOS®」は、約66万人の受験者を記録するなど、多くの支持を集めています。教育機関向けには法人研修サービスも手がけており、個人と法人の両面でリスキリング事業を進めています。2023年にはALT派遣を中心とした教育支援を行う株式会社ボーダーリンクがグループに参加しました。このような多角的な取り組みは、両社に相乗効果をもたらすと期待されています。

学研HDは「すべての人が心ゆたかに生きる」という理念のもと、教育と医療福祉の2つの分野で広範な事業を展開しています。特に注目すべきは、両社の事業の特性が教育分野において非常に高い親和性を持っている点です。このため、資本業務提携がより大きなシナジーを生むことが期待されます。

提携の目的と今後の展望

資本業務提携の主要な目的は、両社の得意な領域での協業を推進することです。具体的には、学校教育やオンライン英会話、資格関連サービスといった分野での相互送客や共同開発を進めていく方針です。中期的には、新たな学習領域への進出も視野に入れ、AIなどのテクノロジーを駆使した技術開発を推進することが計画されています。