神戸医療産業都市と湘南の連携による次世代バイオ技術の未来
2025年2月13日(木)、神戸において、神戸医療産業都市と湘南ヘルスイノベーションパークが共同で「バイオものづくりの未来」と題したシンポジウムが開催される。このイベントは、最先端の科学技術を活用して生物の力を借りる「バイオものづくり」をテーマにし、医療産業の未来を考える貴重な機会として、多くの期待が寄せられている。
イベントの背景と目的
「バイオものづくり」とは、生物由来の技術やプロセスを用いてさまざまな物質の生産を行う革新的な技術であり、現在世界的に注目されている。神戸医療産業都市は、医療関連産業の集積地として知られ、湘南ヘルスイノベーションパークは、ライフサイエンスのエコシステムを構築するための重要な拠点である。これにより、参加企業や研究機関がサステナブルな社会の実現に向けた新たな取り組みを見出すことを目的としている。
プログラム内容
イベントのプログラムは多岐にわたっており、特に注目されるのは基調講演を行う神戸大学の近藤昭彦教授による「バイオものづくり実現を加速するEngineering Biology」だ。彼の専門知識により、技術がもたらす可能性について深い理解が得られることが期待されている。
また、企業からのプレゼンテーションも計画されている。具体的には、島津製作所の江連氏が「分析計測、自動化、AI 技術を活用したバイオものづくりにおける社会貢献」を発表し、長瀬産業の劉氏が「バイオで未来を創る!ナガセの挑戦」について語る予定だ。さらに、日揮ホールディングスからは水口CTOによる「バイオものづくりによる炭素自立社会の実現」に関する発表も行われる。
このような多彩な講演のあとには、パネルディスカッションが予定されており、産業界のエキスパートたちが未来のバイオ技術について意見を交わす。ファシリテーターには、アイパークインスティチュートの藤本社長が務め、活発な議論が期待される。
開催概要
- - 日時: 2025年2月13日(木)14:00~18:40
- - 場所: クリエイティブラボ神戸(CLIK)2階イノベーションパーク
- - 参加方法: 会場定員は70名、先着順での受付。オンライン配信も行われるため、参加の機会が広がる。
- - 参加費: 無料
申し込みは、Peatixサイトを通じて受け付けられる。興味のある方は、ぜひ早めの申し込みをお勧めする。なお、メディア関係者の取材に関しては、専用の連絡先が設けられている。
まとめ
このシンポジウムは、医療と科学の最新の動向や企業の取り組みを直接聞くことができる貴重な機会であり、バイオものづくりに興味がある方々にとって見逃せないイベントだ。神戸と湘南の連携による新たなエコシステム促進が期待される中、参加者の新しい発見や交流が生まれることを願っている。