群馬県に新たな訪問看護ステーションが誕生
2025年5月12日、群馬県前橋市に「ソイナース訪問看護ステーション群馬Ship」が開設される。これは、医療的ケアを必要とする子どもたちやその家族に寄り添うことを目的とした訪問看護サービスで、東京都以外では初の拠点となる。
「ソイナース」は、医療的なケアが必要な小さなお子さんや障がいを持つ子どもたちを対象にした専門的な看護を提供しており、看護師の質を重要視している。訪問看護のみならず、在宅でのレスパイトや通学支援など多岐にわたるサービスを展開している。この取り組みは、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで「看護の日」に開業することからも、その使命感が伺える。
開設の背景と目的
近年、日本全国で医療的ケア児への支援体制が強化されており、群馬県においても「医療的ケア児支援センター」の設置などが進められている。群馬県の在宅医療的ケア児の数も増加傾向にあり、2017年度の298名から2022年度には403名に達した。このため、行政の支援だけではなく、民間の訪問看護ステーションとの連携が求められている。
このような状況を受けて、株式会社Medi Blancaは群馬県への進出を決定。当社の強みを活かし、医療的ケア児やそのご家族へのサポートを充実させることを目指している。新しい拠点の設立により、地域全体の力に貢献できると考えている。
「ソイナース」のサービス特徴
「ソイナース群馬Ship」では、通常の訪問看護ステーションの営業時間を超えて、夕方の5時から8時までの時間帯にも対応する。働く親たちの就労支援を行い、家族の負担を軽減するサポートを提供することができる。これにより、医療的ケア児家庭の社会への参加を促進する。
また、看護師の採用においては、お子さんとの相性を重視することで、ケアの質を確保している。看護師は、必要な時間だけをカバーし、自費サービスも柔軟に組み合わせることが可能。親しみやすい看護師の存在が、安心感を生むのだ。
料金体系と働き方改革
訪問看護の料金は医療保険により認められており、自費サービスは4,070円から利用可能で、通常は2時間の利用が求められる。また、看護師については、1時間から勤務可能なパートタイム制を導入し、多様な働き方を支援している。
さらに、子育てや介護でブランクがある看護師に対しても、研修やOJTを通じて再び職場復帰を後押ししている。これにより、看護師のキャリアを持続的に支援し、安心して働ける環境を整備している。
「ソイナース群馬Ship」の概要
- - 施設名称:ソイナース訪問看護ステーション群馬Ship
- - サービス内容:小児専門の訪問看護、障がい児・医療的ケア児への対応、自費サービス
- - 所在地:群馬県前橋市大友町2丁目29-18あさひレジデンス大友703
- - 開設日:2025年5月12日
- - 営業時間:平日10:00~20:00、定休日土日祝
- - 管理者:女屋美花
- - 連絡先:東京本部 03-6673-3164
オンラインミニ説明会の開催
新たに開設される「ソイナース訪問看護ステーション群馬Ship」についてのオンラインミニ説明会が、2025年5月1日21:00にInstagram LIVE形式で開催される。興味がある方は公式Instagramをフォローし、ぜひ参加していただきたい。詳細は公式ウェブサイトに掲載される。
このように「ソイナース」は、医療的ケア児とそのご家族にとって、安心で信頼できる存在として成長を続けていくことを目指している。