新技術で環境保護
2025-09-25 12:03:10

環境に優しいスポーツ施設の未来を切り拓く新技術とは

環境保全を支える次世代人工芝技術



現代社会は、地球温暖化や海洋におけるマイクロプラスチック問題など、多くの環境問題に直面しています。これらはスポーツ環境にも大きな影響を与えており、特に暑熱環境が選手や観客に与える負担が懸念されています。そうした中、日本体育施設株式会社が開発した新たな人工芝『スポーツターフΛ』は、環境に優しい技術を用いた画期的な製品として注目を集めています。

新技術の特徴


この新たな人工芝は、従来のゴムチップに代わり、ヒノキの木粉を充填材として使用しています。この技術は、環境省のETV(環境技術実証)事業に認定され、実証試験を実施。特に注目されているのは、ヒノキおが粉を使用した際、気温が平均で11.1℃も低下するという結果が得られた点です。これにより、熱の影響を軽減し、運動環境を改善することが実証されたのです。

環境保全への貢献


新たな技術は、気化熱の発生を持続的に維持し、表面温度の上昇を抑えることが確認されています。この効果は、自然の降雨にも反映されると予想されるため、散水装置がない施設でもその性能を発揮できる可能性があります。従来的なゴムチップによる生態系への悪影響も軽減でき、マイクロプラスチック問題への一つの解決策ともなり得ます。

実証試験について


日本体育施設の導入した人工芝『スポーツターフΛ』は、2024年度に始まる実証期間において、様々な温度条件や湿度の環境下で性能テストを行います。特に、夏季の高温時における温度上昇の抑制効果が期待されています。

期待される未来


この技術は、ただ環境に優しいだけでなく、選手たちのパフォーマンス向上にも寄与する可能性があります。身体への負担を軽減し、より快適なプレイ環境を提供することで、スポーツ業界全体の向上を目指すことができるのです。最近では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成へ向けた道筋も示されており、2030年に向けた日本体育施設のビジョンに大きな期待がかかります。

まとめ


環境保全とスポーツ施設の設計・運営は互いに工夫を重ねながら進化を遂げています。日本体育施設が提案するヒノキおが粉を充填材とした新しい人工芝は、未来のスポーツ施設を支える重要な一歩となるでしょう。これからの発展に注目が集まります。


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