豊見市の教育
2022-09-05 07:00:01

沖縄県豊見市で無料の教育プログラム「とみぐすく ミライアカデミー」が始動

沖縄県豊見市の新たな教育プロジェクト



沖縄県豊見市で、「とみぐすく ミライアカデミー」というユニークな教育プログラムが始まります。このプログラムは、15歳未満の人口割合が全国でも最も多い豊見市で、小学校4年生から中学3年生を対象にした無料の教育機会です。子どもたちが未来を生き抜くために必要な「非認知能力」を育むことを目指しています。

プログラムの目的と内容



「とみぐすく ミライアカデミー」は、地域の課題や社会問題を解決するためにテクノロジーを活用しながらビジネスプランを構築する半年間のカリキュラムから成り立っています。 参加者は、自分が興味を持つテーマに取り組み、実践的な学びを通じて、主体性や自律性、課題解決能力などを高めていきます。学びの過程では、IoTブロック教材「MESH」を使用したワークショップやデザイン思考ワークショップが行われ、楽しみながら問題解決の手法を学ぶことができます。

説明会の様子



8月6日には、参加希望者向けの説明会が豊見市中央公民館で開催され、多くの親子が集まりました。説明会では、プログラムの詳細や目指すべき成果について説明が行われ、多くの参加者が興味を示しました。 スポンサーとして参加する株式会社FROGSは、豊見市から委託を受けてこのプログラムを運営しており、教育の民主化を目指して家庭の経済的状況にかかわらず、子どもたちに教育の機会を提供することを大切にしています。

地元の声



豊見城市長の山川仁氏は、プログラムを通じて子どもたちが秘めた力を開花させ、未来を生き抜く力を身につけることを期待していると述べました。「こどもを応援しない社会に未来はない」という信念を持って、この取り組みを進めており、参加者の成長を強く願っています。

一方、株式会社FROGSの代表取締役山崎暁氏は、教育事業における経済格差問題について言及し、無料で受講できるこのプログラムが、子どもたちに新たな可能性を開く重要性を強調しました。過去に行っていた「FROGS Academy」では経済的な理由でプログラムが続けられなかった経験を踏まえ、今回の取り組みが持つ意義を深く感じています。

持続可能な社会を目指して



株式会社FROGSは、14年間にわたり非認知能力を育成する人財育成プログラム「琉球frogs」を運営してきました。このプログラムも、参加者が地域課題を解決するためのビジネスプランを構築する内容であり、経験豊富な指導陣のもとで実施されています。コロナ禍を経て、オンラインでのグローバルな研修も取り入れ、地域を越えた学びを提供しています。

「とみぐすく ミライアカデミー」は、沖縄における子どもの教育現場の新たな形を示しており、多くの子どもたちに未来へ向かう力を与えることが期待されています。今後の展開にも注目したい課題解決型の教育プログラムです。

会社情報

会社名
株式会社FROGS
住所
沖縄県中頭郡北中城村渡口981若葉こうさく室内
電話番号
080-3956-7642

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