ドローンで物資輸送
2025-03-20 10:18:02

ドローン技術で高層ビルに緊急物資を運ぶ実証実験を実施!

ドローン技術で進化する緊急物資輸送



2025年3月15日、東京都港区にて、株式会社ハミングバードが実施した高層建物屋上へのドローンによる緊急物資輸送の実証実験が行われました。この実証実験は、震災時に住民が孤立する状況を想定し、ドローンを活用した医薬品などの物資を迅速かつ安全に届けることを目的としています。

背景



港区では、住民の約90%が共同住宅に居住しており、震災などでエレベーターが使えなくなると、上層階への物資供給が大きな課題となることが明らかになっています。この問題を解決する手段として、ドローンを用いた緊急物資の輸送が注目されています。

実証実験の詳細



今回の実証実験では、130mを超える高層マンションが対象です。ドローンは、屋上と敷地内の広場に設けられた離発着場を利用し、飛行実験を行いました。安全を確保するために、敷地内の一部を立ち入り禁止にし、通行を制限した上での試行が行われました。

実証実験は三つのステップで構成されました。まずは、係留装置を使った飛行試験を実施し、ドローンの安定性を確認。その後、通常飛行による試験で高層階にアクセスしました。そして、最後に緊急物資500gを地上から屋上へ輸送する本番試験を行いました。約3分間の飛行で、無事に屋上に物資を届けることに成功しました。

みなと新技術チャレンジ提案制度



港区では、「みなと新技術チャレンジ提案制度」を設け、行政と民間企業の連携による新技術の実証実験を進めています。今回のプロジェクトはこの制度に基づいて実施され、地域課題の解決や公共サービス向上を目的としています。

ハミングバードについて



株式会社ハミングバードは、ドローンスクール東京を運営し、ドローン技術の普及および新たなビジネスチャンスの創出に貢献しています。2018年から遂行している教育プログラムは、これまでに5,000人以上の卒業生を輩出しており、日本各地でドローンの運用が広がる基盤を築いています。

また、東京都内の7つの自治体との災害協定を締結し、ドローンを用いた防災訓練や講習を実施しています。これにより、地域の防災力を高めることに寄与しています。

まとめ



高層ビルへのドローンによる緊急物資輸送は、今後の災害対策において非常に重要な役割を果たすことが期待されています。ハミングバードの取り組みが、いずれ全国的な支援体制につながることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ハミングバード
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1SHIBUYA SOLASTA3F
電話番号
03-3599-3075

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