地方創生とIT実証実験
2020-04-09 12:30:11

地方創生推進プロジェクトがIT基盤実証実験を長野県小谷村で開始

地方創生推進のためのIT基盤実証実験



地方創生の重要性が高まる中、エクスポリス合同会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、東京電機大学が共同で新たな試みを進めています。このプロジェクトでは、地域課題解決のためのIT基盤の実証実験を長野県北安曇郡の小谷村で行うことが決まりました。ここで目指すのは、地域の自治体や企業、住民が連携し、課題を解決するためのデータ流通プラットフォーム(DVP)及び地域課題流通マーケットプレイス(DMP)の構築です。

プロジェクトの背景と目的



2020年から始まるこの実証実験は、地方創生を進めるための柱となるプロジェクトであり、地域の特性を生かした取り組みが不可欠です。地域社会が抱える多様な課題を解決していくためには、成功事例や失敗事例を迅速に共有し、お互いに学び合いながら、地域独自の資源や能力を育てていくことが求められます。このため、各地域での活動から得た知見やサービスを地域間で融合させることを目指します。

実証実験の内容



この実証実験では、DVPのプロトタイプを導入し、地域に特化した環境データや土壌情報などを収集・分析します。また、小谷村内で稼働予定の水田水位管理システムや獣害通知システムとの連携も検討されており、これまでにない新たな地域課題解決ソリューションの開発が期待されています。これらのソリューションは、DMPでの販売を目指し、更なる検証が進められます。

各主体の役割



プロジェクトに参加する組織はそれぞれ異なる役割を担っており、TDUとエクスポリスは実証実験に必要なデバイスの調達やサービス内容の構築を行い、日本IBMが技術的な基盤を提供します。これにより、各団体が互いの強みを活かし、全体の効率を最大化した計画が実現可能になります。

現場での体験と未来を見据えた教育



実証実験の成果をもとに、地域の学生や子供たちに対して地域課題解決に関する知識を授けるSTEM教育の機会を提供することが重要です。また、地域住民や企業もデータ活用による新たなビジネスチャンスにアクセスできるようになり、地域活性化につながるでしょう。

結論



小谷村での実証実験は、地方創生に向けた重要なステップであり、地域間の連携を強化し、持続可能な社会を実現する可能性を秘めています。このプロジェクトの進展によって、他自治体への波及効果も期待されており、地域の未来を共に創出していく取り組みが注目されます。

会社情報

会社名
エクスポリス合同会社
住所
東京都千代田区九段南りそな九段ビル5F KSフロア
電話番号

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