株式会社リュウェルが琉球大学発ベンチャー企業として認定
2024年1月29日、沖縄県那覇市に本社を置く株式会社リュウェルが、琉球大学発ベンチャー第15号として正式に認定されました。この称号は、琉球大学の西田学長から授与され、企業の発展や地域の産業振興に寄与することが期待されています。
琉球大学発ベンチャー認定制度とは
琉球大学発ベンチャー認定制度は、大学の研究成果や技術を元にした起業を支援しており、地域最大の産業振興およびイノベーション促進を目指しています。特に、高齢化社会が進む日本において、企業は新たな価値を創出する役割を担います。この制度に基づき、リュウェルはその使命を果たすことが求められています。
リュウェルの役割とビジョン
リュウェルは、高齢化社会を背景に認知症などのヘルスケアに関する重要な課題解決に向けた事業を進めています。「窓」という高精度テレコミュニケーションツールを駆使し、オンライン診断から得られた映像情報を解析します。具体的には、MMSEやMoCA-J、CDRなどの検査手法を通じて得られた判定結果を元に、AI技術を活用し認知状態をスコア化。この技術によって、医療現場や介護の現場におけるサポート体制を強化することが可能となります。
さらに、ウェアラブルデバイスを通じて得られた心拍数や行動データを融合することで、より精密な認知状態の判定を行います。このようなデータの活用は、今後の医療のあり方を一変させる可能性を秘めています。
代表取締役社長 泉 晃のプロフィール
代表取締役社長の泉晃氏は、これまでBCGやデロイト、リクルート、IBMなどでデータ活用とAIに関する数多くのプロジェクトを主導してきました。特に、政府や国立研究所との連携を通じて、250以上のプロジェクトを展開してきた経験があります。2022年からはSREホールディングス株式会社の常務執行役員としても活躍中で、多くの業界におけるAI/DX推進に努めています。
泉氏の豊富な経歴と専門知識は、リュウェルがヘルスケア分野でリーダーシップを発揮するための強力なバックボーンとなるでしょう。彼のビジョンは、医療分野の未来に新たな可能性をもたらすものです。
会社情報
株式会社リュウェルは、2024年8月30日に設立され、沖縄県那覇市おもろまちに本社を置きます。公式ウェブサイトでは、最新の情報やサービス内容が公開されています。
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リュウェル公式ウェブサイト
まとめ
株式会社リュウェルは、沖縄から新たなヘルスケアの形を提案し、高齢化社会における様々な課題に対して挑戦しています。今後の展開に期待が寄せられる中、地域と連携しながら社会貢献を果たす姿勢には注目です。